【たまごの秘密】たまごの黄身の色は栄養とはほとんど関係ない

2019年9月29日

たまごの新鮮さ、おいしさ、高級さを判断する材用の一つが、「黄身の色」ではないでしょうか?

実は、たまごの黄身には色々な色があって、それは栄養価ではないのです。

何が違うとオレンジ色だったり、白い色だったりするのでしょうか?

調べてみたのでお知らせします。

 

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一般的な誤解

たまごについての誤解について確認しておきましょう。

 

たまごの黄身はオレンジ色の物が高級で、栄養価も高い。たまごの栄養素

 

そして、白いものは栄養が足りないから白くなっていて、価値も低い・・・

そんな風に考えていませんか?

実はそれ全くの誤解です。

 

たまごの黄身の色を決める物

たまごの黄身の色を決めているもの、それはズバリ「エサ」です。

 

もちろん、季節も多少関係があります。

しかし、基本的にエサの色がそのままたまごの黄身に反映されます。

一般的に鶏が食べるエサはトウモロコシです。

たまごの黄身の色を決めるトウモロコシ

トウモロコシの色は基本的に黄色です。

だから、その色がたまごの黄身にも影響して、黄色くなるのです。

 

では、オレンジ色の黄身の色はどこから来るのでしょうか?

それは、パプリカです。

赤パプリカの賞味期限

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鶏のエサにパプリカを混ぜると、たまごの黄身がオレンジ色になっていくのです。

 

ちなみに、白い黄身の場合のエサは、お米です。

白いたまごの黄身のエサは米

お米は白いので、それを鶏が食べたら、たまごの黄身の色も白っぽくなるのです。

 

パプリカに比べると、お米の方が単価が高くなります。

そのため、たまご自体も白い方が高額なことが多いです。

 

白い方が栄養価が高いと言うこともなく、低いと言うこともないのです。

そのたまごを産んだ鶏が何を食べたかと言うことが重要なのです。

 

価格で言うと、どちらかと言うと白い黄身のたまごの方が高いでしょう。

まず、あまり見かけないこと。

エサがお米でパプリカやトウモロコシに比べ高額であること。

 

あとは、ブランド化しないと何もない状態で黄色いたまごに交じって白い黄身のたまごが出てきたら「悪くなっている」とか「不良品」とか誤解されてしまいます。

 

日本人は、どこか黄色いたまごに魅力を感じてしまいます。

だから、オレンジだと余計においしそうに思ってしまいます。

 

実際に食べてみると、白い黄身のたまごの方がたまご臭さが抑えられていて、あっさりしている、と言う人もいます。

そもそもたまご好きには、「たまご臭さ」が何なのか理解できませんので、微妙な味の違いを感じられるのかどうか・・・

ちなみに、賞味期限もたまごの黄身の色には全く関係ありません。

 

あなたも一度は白い黄身のたまごにトライしてみませんか?

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