あんぱんの賞味期限・消費期限・日持ちについて

ネット上であんぱんがどれくらい日持ちするのか静かな論争になっていることをご存知ですか?

パンは日持ちするのか?

あんぱんはどうなのか?

意外と多くの人が間違えて認識しているようです。

ここでは真実をお知らせします。

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あんぱんの起源

あんぱんって実はすごいってご存知ですか?

西洋のパン(ブレット)と東洋のあんこがコラボして日本の料理の一つ「あんぱん」になりました。

そうです。

あんぱんは日本発祥の日本料理の一つです。

1874年木村屋が銀座で出品したことが起源です。

アンパンの起源

 

あんぱんの上に乗っているのは麻薬ではない

あんぱんの上に乗っているのって「ケシの実」ですよね。

ケシと言えば麻薬の原料です。

「あんぱん大丈夫!?」って思ったことありませんか?

 

あんぱんに乗っているのは「ひなげし」の「ケシ」です。

麻薬になるものとは種類も違いますし、麻薬が取れる部位とあんぱんのケシの実は別の部位からとれます。

あんぱんのケシの実は種です。

ちなみに、種には麻薬の成分はありません。

さらに、加熱して処理されます。

日本に輸入された時点で種から成長させることもできませんし、そもそも麻薬の成分を取り出すこともできません。

全く入っていないので。

 

実は、1874年の木村屋のあんぱんには既にケシの実が乗っていたと言います。

その理由は分かりませんが、西洋風に見せようとしたのか、風味が良かったからなのか、とにかくスタートがそうだったので、あとの人がみんなそれに倣ったと言うわけです。

 

賞味期限

あんぱんの賞味期限は3日~4日です。

パンの賞味期限も通常3日~4日なのであんこが入ってもそれほど変わらないと言えます。

⇒ パンの賞味期限・消費期限について

 

 

消費期限

消費期限とは、通常5日以内に劣化する加工品に付けられる表示です。

この場合「賞味期限」=「消費期限」となるわけですが、あんぱんの場合少し違うようです。

通常、パンの消費期限は「賞味期限=消費期限」です。

ところが、あんぱんは表示上はそうなのですが、実際は3日~4日では悪くなりません。

劇的に長い訳ではありませんが、約1週間くらいは日持ちします。

 

パンの消費期限が短い理由はカビやすいからです。

パンは水分を多く含んだ食品です。

38%が水分と言われています。これは生魚などと同等の悪くなりやすさなのです。

ところが、あんぱんにはあんこが入っています。

そのせいか、パンの部分はペシャリとしています。

あんこがパンの水分をある程度吸ってしまうのかもしれません。

 

パンの弱点「水分が多い」と言うのをある程度あんこが補って、通常のパンより日持ちさせるのではないかと思われます。

ネットで調べてみても、「賞味期限切れ2日のあんぱんを食べたけど平気だった」とか「賞味期限切れ5日のあんぱん食べたけどお腹は壊さなかった」など多くの意見があります。

 

もちろん、乾燥を防ぐとか、直射日光を防ぐとか、条件はあります。

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パンは冷蔵すると水分が抜けてしまうので逆に日持ちしません。

常温した方が日持ちするのです。

 

こういったことは一般に知られていないようで、冷蔵庫に入れたほうが日持ちするとかまことしやかに言われています。

これらは間違いです。

あんぱんの日持ち

 

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常温保存できるか

あんぱんは常温保存可能です。

パン自体が乾燥に弱いので、冷蔵庫での保存は逆に寿命を縮めます。

 

冷蔵保存の場合

あんぱんは冷蔵保存に不向きです。

パンの部分は水分を約38%含有しています。

冷蔵保存すると、この水分が飛んでしまいパサパサのおいしくないパンになってしまいます。

冷蔵するくらいならば冷凍したほうがおいしく食べられます。

あんぱんの保存方法

 

冷凍保存の場合

あんぱんは冷凍可能です。

冷蔵には向いていません。水分が飛んでしまうからです。

冷凍した場合は約1か月日持ちします。

通販などであんぱんを買うときは、冷凍のものが多いようです。

その方がおいしく食べられて、長期保存が可能だからです。

⇒ 冷凍あんぱんを見てみる

 

 

 

賞味期限を過ぎたらどうなるか

賞味期限切れの場合は問題なく食べることが出来ます。
「賞味期限」と言う物はメーカーが保証するおいしく食べられる期間です。

賞味期限切れ後は風味が落ちる可能性がありますが、食べることは可能です。
ただし、保存方法は表示の正しい方法で保存されている必要があります。

 

消費期限を過ぎたらどうなるか

あんぱんの消費期限が過ぎたら以下のようになってしまいます。

消費者が状態を見て判断します。

 

見た目

カビている

黒くなっている

 

臭い

酸っぱいにおいがする

異臭がする

 

酸っぱい味がする

明らかに味がおかしい

 

おいしく食べるには

おいしく食べるためには、出来立てを食べるのが一番だと言えます。

焼きたてのぱんは本当においしいです。

あんぱんも同じです。

あんぱんの賞味期限

 

日持ちさせる場合は、冷凍してください。

食べるときは自然解凍するか電子レンジで温めて、最後にトースターで焼きなおすとおいしさがよみがえります。

 

まとめ

あんぱんの賞味期限は3日~4日

消費期限は表示上は3日~4日となっている。

しかし、実際は1週間くらい日持ちする。

 

これはあんこがパンの余計な水分を吸うからではないかと思われる。

冷蔵庫での保存には向かない。

これは水分が抜けすぎるからです。

 

長期保存ずる場合は冷凍保存する。

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冷凍すると約1か月間日持ちします。