ふきの賞味期限・消費期限・日持ちについて
「ふき(蕗)」と「ふきのとう(蕗の薹)」は別の植物だと思われがちですが、実は同じ植物だとご存知ですか?
全く姿かたちが違いますが、その理由とともに、賞味期限、勝利方法などについてもお知らせします。
ふきについて
新鮮なふきの見分け方
新鮮なふきは、鮮やかな緑色をしています。
茶色の部分が多いものは避けましょう。
柄が太すぎるものは、中身が空洞になっているので、あまりよくありません。
空洞がないものの方が柔らかくておいしいです。
太さは、根から葉まで太さに差があまりないものが良いでしょう。
ふきの保存方法
ふきは劣化しやすい野菜です。
鮮度が命。
収穫した後時間経過とともにアクが増えていきます。
なるべく早くアク抜きなどの処理をした方がおいしく食べられます。
下処理の時間がない場合は、せめて、葉の部分の茎の部分を切り離し、それぞれをラップにくるんで冷蔵保存してください。
その状態で2日程度日持ちします。
アク抜きしたものは、水を入れたタッパーなどに入れておくことで1週間程度日持ちします。
冷蔵庫保存で、時々水を替えることをお忘れなく。
ふきの旬
ふきの旬は主に3月~5月です。
時期的に春を予感させる植物となっています。
ふきの旬:3月~5月【天然物】
10月~5月【ハウス物】
ふきの栄養
ふきの栄養は以下です(100g当たり)
エネルギー:8kcal
水分:97.4%
炭水化物:1.9g
食物繊維:1.1g
カリウム:330mg
たんぱく質:300mg
カルシウム:40mg
ナトリウム:35mg
ほとんどが水分です。
カロリーがほとんどない上に食物繊維が摂れます。
健康食品としても役に立ちそうです。
ちなみに、ふきのとうは春先にいっせいに芽を吹きます。
天然物は、雪解けの頃に芽を出すので、春を知らせる植物となっています。
ふきのとうは、実ではなく、芽です。
ふきの賞味期限
ふきの賞味期限:1日程度【常温保存】
ふきの賞味期限:2日程度【冷蔵保存】
ふきの賞味期限(下処理済み):1週間程度【冷蔵保存】
ふきは生鮮食料品のため、流通過程にかかる時間によって家庭で保管できる期間が変わります。
また、「賞味期限」と言うのは、加工品に表示が義務付けられたもので、生鮮食料品には「賞味期限」「消費期限」がありません。
消費者が見て、まだ食べられる、もう食べられない、食べごろなどを判断します。
ふきの消費期限
ふきは生鮮食料品です。
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賞味期限同様、消費期限も同様に表示義務はありません。
ここでは、食べごろの期間を紹介しています。
そのため、賞味期限は消費期限と同様とお考えてください。
ふきは常温保存できるか
ふきは常温保存にむきません。
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元々日持ちしない食品です。
下処理をした状態で冷蔵保存がお勧めです。
ふきの冷蔵保存の場合
ふきは冷蔵保存が最適です。
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アク抜きをして、冷蔵保存しましょう。
1週間程度日持ちします。
タッパーに水を入れ、下処理をしたふきを入れて保存します。
時々水を入れ替える必要があります。
下処理ができない場合は、葉と茎を切り離して冷蔵してください。
冷蔵保存で2日程度日持ちします。
ふきの冷凍保存の場合
ふきは冷凍保存可能です。
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さっと1~2分茹でて氷水にあげます。
水気を取ったら、数本ずつをラップに包んで冷凍庫に入れます。
アルミ板の上に乗せて冷凍すると急速に冷凍できます。
急速冷凍できる商品もあるので、利用してもいいでしょう。
ふきが腐っているかの判断
ふきが腐っているかの判断として以下の3つのポイントがあります。
・臭い
明らかな異臭がする。
・味
苦味がある。
酸っぱく感じる。
・見た目
糸を引いている。
ふきをおいしく食べるには
ふきをおいしく食べるには、新鮮なものは天ぷらが最適です。
多少のアクは熱で飛んでしまいます。
ふきのとうの天ぷらは有名ですが、ふきの茎の部分の天ぷらもおいしいです。
ふきの煮物も定番です。
少し変わったところで、ふきのみそ漬けも人気です。
ネット通販でも手に入ります。
まとめ
ふきの賞味期限:1日程度【常温保存】
2日程度【冷蔵保存】
1週間程度【下処理後冷蔵】
1か月程度【冷凍保存】