【たまごの効果】たまご酒は本当に風邪に効くのか

風邪をひいたらたまご酒・・・知識としては知っていますが、実際はどうなのでしょう?

今やたまご酒と言ったらアニメなどでしか見ません。

それは、効果がないから廃れてきたのか?

それとも、実際の作り方が難しいからか?

調べてみました。

 

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たまご酒とは

たまご酒(玉子酒、卵酒)は、鶏卵・日本酒・砂糖を混ぜ合わせたアルコール飲料と言えます。

砂糖の代わりに蜂蜜を使うこともあるようです。

材料はいたってシンプル。

色は、作り方、火の入り方で多少違いますが、乳白色からオレンジ色になることが多いです。

たまご酒とたまご

 

世界的にも似た料理(飲料)はあるようで、ホットカクテルの一種ととらえられているようです。

日本語圏以外では、鶏卵・牛乳・ブランデーを混ぜ合わせたエッグノッグと言う飲み物があります。

エッグノックに似ているけれど、ベースとなるアルコールが日本酒であることから、サケノッグと呼ばれることもあるようです。

 

たまご酒の目的

たまご酒は、昔から日本で風邪をひいたときに飲むものとされてきました。

風邪薬としてや、風邪薬の補助薬的な目的で飲まれています。

いわゆる民間療法で、その効果を研究した結果はほとんどありません。

たまごの栄養素

 

たまご酒の効果

たまご酒は、どのような効果を狙って作られ、飲まれたものなのでしょうか?

 

身体を温める

たまご酒の温かさは身体を温める効果があると言われています。

材料に日本酒を使うので、アルコールが残存していることがあります。

アルコールが残っていたら、当然血管拡張と発汗効果があります。

 

アルコールの沸点は78℃なので、ぐらぐらに沸かしたらアルコールは飛んでしまいます。

昔から言われている「煮切る」と言う作業です。

沸騰しない状態で加熱していると、アルコール分が残るので子供達には不向きと言えます。

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「たまご酒だから身体が温まる」と言う研究結果は特にないので、あまり誰も研究していないと言うのが本当のところだと言えます。

温かい飲み物を飲んだり、アルコールを摂取したら、体が温まるのは既知の事実なので、この辺りは期待していいようです。

 

栄養補給

風邪をひいて食欲がない時には、どうしても栄養が不足しがちです。

そこで、完全食と言われているたまごを摂ることで栄養を補給し、風邪に対する抵抗力を高める効果を狙っていると言えます。

固形物だと食べられないときもありますが、飲み物だと意外と飲めてしまいます。

 

殺菌成分の摂取

たまごには、リゾチームと言う殺菌酵素の成分が含まれています。

多くの菌は、頭の部分に高い細胞壁をもっていて、身体の免疫力が働かないときがあります。

それはちょうど、菌がヘルメットをかぶっているのと似ています。

叩かれてもへこたれないのです。

ヘルメットとたまご酒

そこで、たまご中の殺菌酵素リゾチームです。

酵素とは、特別な物質のみに働くもので、対象を分解するものです。

リゾチームは、菌のヘルメットだけを溶かします。

そうすることで、元々の身体の免疫力などの攻撃が効きやすくなり、早く身体を回復させると言う効果があると言われています。

ただし、たまご1個中のリゾチームがどこまで効果を発揮できるかは、やはり研究結果がありません。

 

精神的な補助

たまご酒と言えば、日常はまず飲まない飲み物です。

お店などにも売られているのを見たことがありません。

親、彼女(彼氏)がわざわざ作ってくれると言う特別性から、自分に元気になってほしいのだと言う気持ちが伝わる精神的な助けも確実にあると言えます。

気持ちの問題なので、これを数値や形に示すことはできませんが、気の持ち方で身体の治りに影響があるのは間違いないと思います。

 

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