【遠足に最適】手作りお弁当を長く日持ちさせる方法
運動会や遠足、ピクニックなど、手作りのお弁当が必要な時があります。
どれくらい日持ちするのか気になりますよね。
安全においしく食べるために、お弁当に適した食材をご紹介します。
あとは、お弁当の賞味期限と、日持ちさせる方についてお知らせします。
手作りお弁当の賞味期限、消費期限
手作りのお弁当の賞味期限:半日【常温保存】
手作りのお弁当の消費期限:1日【常温保存】
手作りのお弁当は、作る過程で調理者が素手で食材を触ります。
いくら手を洗っても、完璧に雑菌を洗い流すことは難しいので、わずかに残った雑菌が繁殖して食中毒になることもあります。
菌が繁殖しやすい温度は、多くの菌で人間が快適な温度と同じです。
手作りのお弁当は、日持ちしないものと思って十分注意してください。
日持ちする食材
日持ちする食材として、水分が少ない食材があります。
例えば、魚肉ソーセージ。
魚肉ソーセージでも、保有水分量は50%を超えます。
豚肉のソーセージならば、15%以下です。
逆に水分が多い食材はお弁当にむきません。
例えば、レタス、キュウリ、白菜、サラダ菜、大根などがあります。
殺菌した食材。
例えば、唐揚げなど。
高熱の油で揚げますので、この時殺菌されます。
その後、適切にお弁当に詰めれば、菌が繁殖しにくいです。
日持ちしない食材
梅干し
意外にも梅干しは、日持ちしない食品です。
昔ながらの梅干しは、塩分濃度が20%以上です。
ところが、最近の梅干しは、減塩ブームで8%以下のものが多いです。
その場合、保存料などが使われているのです。
保存料など使われていない場合は、冷蔵などが必要です。
殺菌効果を期待してお弁当に入れる方もおられますが、あまり期待できません。
お弁当には不向きです。
生もの
刺身や、生野菜、などは、NGです。
刺身はどうやっても劣化が早いです。
野菜はカットしないもの(パセリなど)は1日程度十分持ちますが、カットしたレタスなどは、数時間で萎れてしまったり、切断面が赤くなってしまったりします。
お弁当を日持ちさせる方法
お弁当を日持ちさせるためには、それなりの工夫が必要です。
例えば、お弁当のレギュラーおかずの「玉子焼き」ですが、しっかり火を通す必要があります。
「半熟の方がおいしい」みたいなことを考えて、十分火が通っていないと食中毒になる可能性があります。
その他、注意すべきことがあります。
おかずは温かいままお弁当箱に詰めない。
粗熱を取ってから詰めるようにする。
おかずには完全に火を通す。
生、半生、は食中毒の元とです。
フルーツやトマトなどはヘタを取る。
ヘタの部分に雑菌が残っている可能性があります。
保冷バッグ+保冷剤で保管温度を下げる。
菌が繁殖する理由の一つは、温度です。
菌が繁殖しにくい10度以下に保つことで、食中毒などは回避できます。
お弁当単体で保管したとき、温度をあげない方法として、保冷剤を入れた保冷バッグに入れることで長時間10度以下に保つことができます。
手作りのお弁当を作る相手とは、愛情を向けている相手だと思います。
工夫を凝らして、安全においしく食べられるようにしてあげてください。