おはぎ/ぼた餅の賞味期限・消費期限・日持ち・保存方法とは
田舎に行くとたくさんのおはぎ/ぼた餅をもらうことがあります。
さすがの量で食べきれないときは、どのように保管したらいいのか。
そもそもどのくらい日持ちするのか。
こちらでお知らせします。
おはぎの賞味期限・消費期限
おはぎの賞味期限/消費期限:1日~2日間
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おはぎは、1日~2日は日持ちします。
おはぎは作成から寿命まで概ね5日以内なので、「賞味期限」ではなく、「消費期限」が記載されています。
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おはぎの保存方法
おはぎの常温保存
おはぎは常温保存可能です。
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半日~1日程度の短期保存ならば、常温で置いておくのが良いでしょう。
お店でも、おはぎを陳列しているのは、常温です。
おはぎの冷蔵保存
おはぎは冷蔵保存可能です。
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おはぎは、冷蔵保存にあまり向いていません。
味の劣化が進むのが、0℃~3度くらいと言われています。
冷蔵庫の温度が2℃~5℃くらいと言うことなので、劣化が進みやすい温度なのです。
翌日まで保存したい場合は、冷蔵室ではなく、野菜室に保管した方が良いでしょう。
乾燥するとおいしさが落ちるので、冷蔵する場合はタッパーに入れるか、ビニールでくるむなどして乾燥しないようにして保存します。
冷蔵したら、ぼた餅は固くなってしまいます。
食べるときは、電子レンジで加熱してから食べることでやわらかくなります。
おはぎの冷凍保存
おはぎは冷凍保存可能です。
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おはぎが大量にあり、翌日位までに食べきれないと思った場合は、冷凍保存してください。
冷凍保存すれば、約1か月間日持ちします。
1個づつラップで包むなどして小分けして冷凍します。
こうしないと、食べるときに全部解凍しないといけなくなり、結局急いで食べることになってしまいます。
一度解凍したものを再度冷凍するのは絶対に避けましょう。
味が悪くなるだけではなく、食感も悪くなります。
おはぎについて
ここまで、「おはぎ」、「ぼた餅」が出てきましたが、おはぎもぼた餅も同じものです。
季節によって、呼び名が違うのです。
おはぎの呼び名の由来
おはぎは、漢字で書けば「御萩」と書きます。
萩とは、秋の彼岸の頃に咲く花です。
秋の彼岸は、秋分の日(日本では9月22日または9月23日が多い)から前後3日の合計7日間です。
彼岸は春分の日、秋分の日が微妙に日が違うのでいつからいつまでと明確でないことが多いです。
お萩のことに話を戻すと、秋には「おはぎ」と呼びます。
ぼた餅の由来
ぼた餅も、漢字で書くと「牡丹餅」です。
こちらも、花の牡丹です。
牡丹は4月~6月くらいの花です。
春の彼岸は、秋分の日が3月20日か、3月21日で、この前後3日を加えて、合計7日間が春の彼岸です。
春の彼岸の頃には「ぼた餅」と呼びます。
春や秋だけじゃない
春は「ぼた餅」、秋は「おはぎ」、と分かりました。
では、夏や冬はどうなのか。
メジャーではありませんが、夏の呼び名も、冬の呼び名もあるのです。
夏は、夜船(よふね)、冬は、北窓(きたまど)です。
花から離れました^^;
おはぎ/ぼた餅は、杵(きね)でつかずに使わなくて作ることができるので、「つき知らず」と呼びました。
夜の船は、暗くていつ着いたか分からないので、「着き知らず」と言うことで、言葉遊びです。
おはぎ/ぼた餅は、ついた音がしないことから「つき知らず」で、夜の船も「着き知らず」。
そのため、夏のおはぎ/ぼた餅は、「夜船(よふね)」と呼ぶようになったのです。
「おはぎとかけて、夜の船と説きます、その心は、どちらも『つき知らず』でしょう。」みたいな。
冬は、北の窓から月が見えません。
北の窓は、「月知らず」と言う訳です。
冬のおはぎ/ぼた餅は、「つき知らず」とかけて、「北窓(きたまど)」と言うことみたいです。
あんころ餅
「あんころ餅」も似た言葉ですが、同じものです。
漢字で書くと「餡衣餅」です。
餡を衣にした餅なので、厳密に言えば、春の餡衣餅が「ぼた餅」、秋の餡衣餅が「おはぎ」、夏の餡衣餅が「夜船」、冬の餡衣餅が「北窓」と言うことになります。
まとめ
おはぎの賞味期限、消費期限:1日~2日間【冷蔵保存】
おはぎの賞味期限、消費期限:1か月間【冷凍保存】
おはぎ、ぼた餅、あんころ餅、は全部同じもので、季節によって呼び名が変わります。
春のあんころ餅が「ぼた餅」
秋のあんころ餅が「おはぎ」
夏のあんころ餅が「夜船」
冬のあんころ餅が「北窓」