はんぺんの正体との賞味期限・消費期限・日持ちについて
はんぺんって改めて考えると原材料って何でしょう?
あと、面白いことに、関東では当たり前におでんの具なのですが、関西ではほとんど食べられないのです。
はんぺんの正体と、おでん以外のおいしい食べ方もお知らせします。
はんぺんとは
はんぺんは、関東、東海地方の食材です。
原材料は、スケトウダラなどの魚肉のすり身で、すりおろしたヤマノイモを混ぜてよく練ったのものです。
味をつけ薄く四角形または半月型にしてゆでた魚肉練り製品のことをはんぺんと呼んでいます。
漢字は色々あって、半片・半弁・半平などがあります。
かまぼこや、かにかまの仲間ですね。
ちなみに、九州では小さなスーパーでは、はんぺんを置いていないお店も珍しくありません。
湯葉は置いていても、はんぺんはないお店も!
はんぺんの賞味期限
はんぺんの賞味期限:5日~10日
はんぺんの賞味期限は意外に短いです。
はんぺんは加熱済みなので、生で食べることもできます。
元々関東でしか食べられていない地元食でしたが、紀文食品が「紀文のはんぺん」として販売しました。
特許が切れるまではんぺんは気分だけが作っていたので、「はんぺん=紀文」と言うイメージが定着したと言われています。
ちなみに、同じ「はんぺん」でも見た目が黒い「黒はんぺん」もあります。
形状は円を半分に切ったような形状です。
白はんぺんが白身の魚を原料にしているのに対して、黒はんぺんは青魚を原料にしています。
主に食べられる地域と食べ方が白はんぺんと、黒はんぺんでは違うことが多いです。
黒はんぺんは静岡ではメジャーなので、白いはんぺんの方を特に「白はんぺん」と呼びます。
賞味期限に大きな差はないようです。
開封したはんぺんはいつまで食べられるのか(消費期限)
包装を開けたら表示されている賞味期限に関係なく、出来るだけ早く食べてください、の期間になります。
では、開封したらどれくらいで食べる必要があるのか?
ちなみに、この期間は本当は「消費期限」とは呼びません。
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ここでは、とりあえず「包装を開封したらいつまで食べられるか」と言う期間を「消費期限」と呼んでおきます。
開封すると酸素に触れ酸化が進み劣化が進むと言う通説ですが、はんぺんの場合包装の中に窒素ガスを封入したりしません。
手で触れたり、空気中の雑菌に触れることで、劣化が進むと考えるのが妥当でしょう。
開封したら、1週間以内で食べきる方が無難です。
冷蔵庫での保存でも10日くらいがいいところでしょう。
加熱処理をしていると言っても元は魚です。
1か月も経過したら食べるのは躊躇します。
ネットの噂でも、賞味期限切れ4日のはんぺんを食べた、とか、10日経過したものを食べた、と言うのは見かけますが、1か月も経過したものはありませんでした。
はんぺんから水分が出てきてしまったり、カビが生えたり、腐り始めたりしてきます。
はんぺんの食べ方
はんぺんの食べ方は、一般的にはおでんに入っているくらいしか思いつきません。
味噌味のおでんや煮込みの時は、黒はんぺんを使っていることが多いようです。
白いはんぺんが黒くなると、しっかり味が沁みた、って気がしますけどね。
最近では、はんぺんのカツがあるようです。
よく考えたら、原材料は魚。
アジフライやイワシフライがあるのだから、はんぺんフライがあってもいいでしょうね。
フライは白身魚も青魚もあるので、白はんぺんでも黒はんぺんでも合いそうです。
変わり種としては、最近は、はんぺんにチーズを挟んで、ベーコンで包んで焼いたものなども人気です。
「はんぺんのチーズハサミベーコン」とでも呼ぶのでしょうか。
魚とチーズと言う取り合わせはあまり思いつきませんが、やってみると意外においしい!
レシピも不要なくらい見たままの作り方です。
チーズはとろけるチーズが良いようです。
是非一度試してみた下さい。