サーモンとニジマスは同じ魚か、別の魚か問題
2018年中国ではニジマスとサーモンを同じ魚として扱うことにしたそうです。
「そんな馬鹿な」と思うかもしれませんが、日本も似たようなものだとご存知でしたか?
サーモン、ニジマス問題についてお知らせします。
サーモンとニジマスは同じ魚か
サーモンとニジマスは生物的には別の魚です。
食べ物としても本来別のものです。
サーモンと言えばこんな感じです。
ニジマスと言ったら、こんな感じ。
ニジマスのイメージと言ったこんな感じの方が馴染みがあるかもしれません。
体の大きさはサーモン(鮭)の方がニジマスよりは大きい傾向にあります。
顔つきも少し違います。
サーモンは海に行って、川に戻ってきます。
ニジマスはずっと川にいます。
その違いかもしれません。
どちらも白身の魚ですが、切り身は少しピンクがかっています。
ピンク色の正体は、アスタキサンチンというカロチノイド系色素です。
エビやカニの甲羅の赤と同じ理由の色なのです。
サーモンの切り身
サーモンの切り身はこんな感じです。
ニジマスの切り身
ニジマスの切り身はこんな。
切り身だけ見たら結構分からないのです。
皮の模様は少し違うのですが、すしの場合皮をはいでしまうので、素人では見分けがつかないのです。
回転寿司屋さんでは、サーモンの代替魚としてニジマスが使われることがあります。
ただ、昨今の世の中なのでニジマスをサーモンとして売っていたら大変なことになってしまいます。
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そこで、食品業界の方がサーモンに似せた作ったニジマスを「サーモントラウト」と名付けました。
「サーモン」と付いているので、回転寿司屋さんでも堂々とサーモンとして出すことができるのです。
意外と知らない人が多い情報で、言ってみたら騙される内容なので、ぜひ知っておいてください。
スーパーに行ったとき、「サーモン」と「サーモントラウト」があることを確認してみてください。