ビールの賞味期限・消費期限・日持ちについて
ビールは箱買いしますよね。
置いた間まで忘れてしまっていたものが出てきたりしませんか?
もしくは、冷蔵庫に缶を保管したままで忘れていた。
さて、どうしようか?
はたして賞味期限の切れたビールは飲めるのかな?
そこで賞味期限を調べてみました。
ところで、ビールには実は3種類あるってご存知ですか?
- ラガー
- エール
- 自然発酵
実は、日本には「ラガー」しかありません。
キリンの「ラガービール」はラグビーの「ラガー」ではなく、ビールの種類だったのです。
賞味期限
大手のビールの賞味期限は、9カ月間です。
賞味期限記載位置
ビールの賞味期限記載位置
賞味期限とは、ビールをおいしく飲める目安の期間です。
ビンにはラベルに、缶には底に、賞味期限が記載されています。
台所の日の当たらない涼しい場所に保管すれば、メーカーの案内にありましたが、6~9カ月間ほどおいしく飲めます。
[illust_bubble subhead="疑問" align="right" color="red" badge="gimon" illst="nayami-w2-l"]缶ビールよりも生ビールの方がおいしい気がするのはなぜかしら?[/illust_bubble]
[illust_bubble subhead="解決" align="left" color="green" badge="chumoku" illst="check-m2-l"]全ての缶ビールは生ビールです。お店では概ね製造から3日以内を提供しています。また適温で提供されていること、お店の雰囲気などでおいしく感じるのです。[/illust_bubble]
消費期限
各メーカのしていする消費期限はありません。
もともとビールは開栓(開封)しない限り、急に腐るようなものでないので、消費期限はないのです。
農林水産省からの表示義務もありません。
でも、「どれくらいまで飲めるのか」が知りたいときもありますよね。
一般的に、賞味期限の1.3倍から1.5倍くらいに設定するメーカーが多いです。
そう考えると、消費期限は製造から11か月間~17か月間となります。
賞味期限が過ぎてから2か月間~8か月間過ぎたころだと言えます。
しかし、1年も経過したらずいぶん味は劣化しています。
色などよりも先に炭酸が抜けたようになってきます。
風味が大切なので、おいしく飲める賞味期限が設定されています。
賞味期限が切れ、香りや炭酸が抜けて、おいしくないと思ったら、ほかにも使い道があるんですよ。
料理に使用する
天ぷらの衣を作る時にビールを使用すると、きめが細かくカラっと揚げられます。
味が落ちたビールは天ぷらに使える
ビールに含まれるホップとアルコールが肉を柔らかくします。
肉をビールにつけておくと、うまみが出て、柔らかくなります。
ビーフシチューや煮込み料理などに、ビールを少し入れても風味が増しておいしくなります。
油汚れの掃除に使う
ガスコンロや換気扇の掃除に、古くなったビールを使うと油がきれいに落ちます。
洗剤をつかわなくてもすみますね。
常温保存できるか
缶ビール、瓶ビールは常温保存可能です。
冷蔵保存の場合
ビールは冷蔵保存可能です。
ビールがおいしい温度は5度前後です。
これは冷蔵庫内の温度にも合致しています。
飲む4時間以上前に冷蔵庫で冷やしてから飲むと飲み頃の温度だと言えます。
冷凍保存の場合
ビールは冷凍に不向きです。
ビールを冷凍したら缶ビールの場合は破裂しませんが、瓶ビールの場合は瓶が割れる可能性が高いです。
また、一度凍ったら完全に解凍しても変異してしまって味が変わります。
特に炭酸は冷たい液体には吸収されるので気が抜けたようになります。
たまに、「速く冷やそうとして」缶ビールを冷凍庫に入れる場合がありますが冷蔵庫に比べて早く冷えるということはありません。
ビールを早く冷やしたい場合は、ボウルに氷を入れ、そこに缶ビールや瓶ビールを未開封のまま埋め回転させます。
特に急ぶ場合は、氷に塩をかけてから行うと早く冷えます。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
賞味期限切れの場合は問題なく飲むことが出来ます。
「賞味期限」と言う物はメーカーが保証するおいしく飲める期間です。
賞味期限切れ後は風味が落ちる可能性がありますが、飲むは可能です。
ただし、保存方法は表示の正しい方法で保存されている必要があります。
ビールの場合は「直射日光を避け10度以下で保存」と記載されていると思います。
夏場などお店では凍らせたジョッキにビールが注がれて来てキンキンでおいしそうですが、あまりビールを冷却し過ぎると炭酸がビールの液に吸収され本来の味を楽しめないのです。
居酒屋さんなどの凍ったジョッキは「演出」だと思ってください。
消費期限を過ぎたらどうなるか
消費期限を過ぎたら、気が抜けたような間抜けな味になります。
缶ビールと瓶ビールでは、瓶ビールの方が早く炭酸が抜けます。
これは封をしている王冠の問題だと思われます。
まずは、炭酸が抜け抜けた味になります。
温度管理がされていない状態で一定期間が過ぎたらキツイ臭いがします。
消費期限切れのビールの判断方法のひとつだと言えます。
消費期限切れは以下をチェックされて下さい。
- 炭酸が抜けている
- 色が黄土色になっている
- キツイ臭いがする
- 味がおかしい
- 消えない泡がある
おいしく飲むには
ビールの味を楽しむならば4~6度が適温です。
夏場は、4~6度でいいのですが、冬場は7~9度くらいと少し高めの方がお勧めです。
ビールが適温の時に、最も高い味わいと香りが引き立ちます。
泡立ちもこのくらいが一番いい状態です。
まとめ
ビールの賞味期限は、9カ月間です。
消費期限の設定はありませんが、飲めなくなるという意味では、消費期限は製造から11か月間~17か月間となります。
これは、表示されている消費み期限の2か月間~8か月間過ぎたころだと言えます。