ワインの賞味期限・消費期限・日持ちについて
長期保存されるほど価値が高まるように思われているワイン。
どれくらいもつのでしょうか?
そして、飲み頃ってあるのでしょうか?
しらべてみました。
[illust_bubble subhead="疑問" align="right" color="red" badge="gimon" illst="nayami-w2-l"]赤ワインと白ワインの違いって何かしら?[/illust_bubble]
[illust_bubble subhead="解決" align="left" color="green" badge="chumoku" illst="check-m2-l"]赤ワインと白ワインは同じブドウを使って作られます。皮付きのブドウで作ったのが赤ワイン、皮と種を取り除き、果実のみで発酵させたのが白ワインです。ちなみに、ロゼは色々な作り方があります。赤ワインと同様に作っている最中に皮を取り除く方法、白ワインと同様に作っていて途中で色を付ける方法、赤ワインと白ワインを混ぜる方法などです。[/illust_bubble]
賞味期限
ワインには賞味期限がありません。
ワインには賞味期限がない
その理由は瓶詰されてからも熟成が進んでいるからと言われています。
ワインのアルコール度数は10度~15度くらい。
ワインは酒税上果実酒になるので20度未満と決まっています。
焼酎の様にアルコール度数が高いので悪くならない訳ではありません。
⇒ 焼酎の賞味期限
目安としては、3年のシェルライフ(貯蔵期間)が一般的です。
物によっては何十年も貯蔵が可能なものもあります。
日本では有名なボジョレーヌーボーなどはできた年に飲む味見的な要素がありますのですぐに飲むのが一般的で貯蔵には向きません。
ボトルに記載されているのは収穫年です。
ワインは他の食品などと少し違う要素があると言えます。
消費期限
ワインの消費期限も物によります。
ワインには消費期限もない
高級で何十年も貯蔵できるものもあります。
テーブルワインと呼ばれる気軽に飲めるものは買ってきた時が既に飲み頃なので、消費期限は半年~1年程度と言えます。
常温保存できるか
ワインは常温保存可能です。
ワインは常温保存可能
ただし、35度を超えたり寒暖の温度差が激しい場合はワインが劣化します。
低温保存できることが望ましいです。
コルクで栓をしたものは、瓶を横にして保管します。
これはコルクが乾いてしまわないようにです。
コルクが乾くと中身のワインが空気と触れ劣化が進みます。
冷蔵保存の場合
ワインは冷蔵庫での保存が望ましいです。
日本でも「ワインセラー」と呼ばれるワイン専用の冷蔵庫があります。
一般的な日本の冷蔵庫の庫内温度は2度~5度くらいなので、ワインに適した14度よりは少し低めです。
野菜室だと10度前後ですので新聞紙などに包んで野菜室で保管するか、専用のワインセラーで保管するとちょうどいい温度で保管できます。
保存の際はワインを横にしてコルクが乾かないようにして保管します。
開封後は1週間程度以内に飲み切ってください。
冷凍保存の場合
ワインは冷凍保存に向きません。
冷凍したのち、解凍したら味が変わってしまいます。
飲み残しなどはフリーザーバッグなどに入れて冷凍させ必要な時に割って昼要領解凍して料理などに使うこともできます。
飲用には向きません。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
ワインに賞味期限はありません。
消費期限を過ぎたらどうなるか
ワインに消費期限はありません。
以下の様になったら劣化していると判断して下さい。
- 味がおかしい(酸っぱくなっている)
- 色がおかしい(濁っている)
- オリ(沈殿物)が出ている
ワインによっては多少のオリは当たり前ですがあまり多いと味自体が変わってしまっています。
おいしく飲むには
「ワインは生きもの」と言った人がいます。
正しい温度で保管して飲むのが一番おいしいと言えます。
まとめ
ワインの賞味期限は設定がない。
それは瓶の中でも熟成し続けているから。
シェルライフ(貯蔵期間)は概ね3年間。
もっと保存可能なものもあるのであくまで目安です。
消費期限も設定はないので、ワインの状態を見て消費者が飲めるかどうか判断します。