入院している人への差し入れ(お見舞い品)の賞味期限
知人や友人、お世話になった方が入院された場合、お見舞いに行くことがあります。
その時、手ぶらという事は少ないのではないでしょうか。
お見舞い品を持って行くときに賞味期限や消費期限などについての注意点をシェアします。
お見舞いする人の科を知る
口腔外科とか、心療内科とか、詳しく知る必要はありません。
内科系か、外科系か、簡単に知っておく必要があります。
例えば、内科系だと食べ物がダメな場合があります。
口の中の手術での入院の場合、食べたいのに、食べられない、そんな場合もあるのです。
そんなときに食べ物を持ってきたら、逆にひんしゅくものです。
花もダメな時がある
鉢植えは「入院が根付く」という事でゲンが悪いというのは通説です。
お見舞いなら切り花・・・と、無難に「花」と考える場合もあるでしょう。
呼吸器系の入院の場合、花粉がダメという理由でお見舞い品として不適なことがあるのです。
食べ物が最適
お見舞いの品は、タオルみたいな形が残るものよりも、食べ物の様に後に残らないものの方が良いでしょう。
もちろん、上記の「食べ物NGの場合」は適さないけれど。
形の残るものを贈ってしまったら、贈られた人は後で、また使い続ける可能性があります。
そしたら、その品物を見るたびに入院中の辛さを思い出してしまうのです。
そういった意味では、後に残らないものが良いのです。
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お見舞い品の賞味期限
さて、そうなったら考えるのが「賞味期限」です。
賞味期限が長い場合
たとえば、ようかん等の場合(昔ながらの製法のようかんに限る)、賞味期限がありません。
ずっと、食べられるのです。
一応、形式的に1年とか、3年とか表示させているお店もあります。
「賞味期限が長いので、長く入院する」と言うイメージは一般的にないので、賞味期限が長いことに悪いことはありません。
賞味期限が長いからと言って、失礼には当たらないのです。
賞味期限が短い場合
賞味期限は、一般的に5日以上日持ちする加工食品に表示が義務付けられたものです。
だから、「賞味期限」が付いているものは、5日以上日持ちすると考えられます。
賞味期限が付けられているようなものの場合、お見舞い品として問題ないと言えます。
消費期限が表示されている物の場合
消費期限が表示されている場合は、注意が必要です。
消費期限は、製造から5日以内に寿命をむかえる加工食品に付けられるものです。
病院内の売店で売っているようなものをお見舞い品にする場合、消費期限以内に食べられる環境が必要です。
気軽な関係な場合、病院内の売店でお土産を買うのもOKでしょう。
お菓子だけでなく、パンなどもお見舞い品になります。
入院している人は、病院食に飽き飽きしている可能性が高いでしょうから。
元気な人にとっては「何でもない物」が、入院している人にとっては「嬉しいもの」となることだってあります。
大体ですが、市販の食品の消費期限を知っておくと便利です。
パン類・・・消費期限3日~5日
菓子パン類・・・消費期限1日~2日
プリン・・・賞味期限20日程度(生プリンは1日~2日)
和菓子等・・・消費期限4日~5日
※賞「味」期限と消「費」期限があることに注意。
ただし、入院している人に食事制限などが付いていないことも知った上でじゃないとダメなので、1度目のお見舞いと言うよりは、2回目以降のお見舞いの品ってことになりそうですかね。
賞味期限・消費期限が付いていない物
賞味期限や消費期限は加工食品に表示が義務付けられたもの。
生鮮食料品などは、適用外です。
フルーツなどは生鮮食料品なので、賞味期限も消費期限も表示されていません。
メロンなど高級フルーツには「食べごろ」が表示されていることはあります。
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フルーツの場合、1週間~10日くらいを目安にしたらいいでしょう。
フルーツの場合、ナイフなど皮をむくものが必要なことがあります。
持参して、むいてあげたりすることで、病室での「間の悪さ」を解消する効果もあります。