嫁ぎ先では賞味期限を過ぎても食べる等驚きのルール
賞味期限のサイトを運営していると多く寄せられる質問と相談があります。
あまりにも多いのでご紹介します。
嫁いだ先の家庭でのルールと自分のルールに違いがあり、「どちらが正しいのでしょう?」と言う質問です。
「常識」と言えば簡単そうですが、我が家とよその家ではそれぞれ「常識」が存在します。
各家庭の常識の違いについてのお悩みと相談です。
よくいただく質問と相談
女性からの質問で多いのが、嫁いだ先で旦那さんのお義母さんと一緒に同居している場合の話です。
自分(相談者の女性)は、賞味期限内に加工食品を食べているそうです。
嫁ぎ先の家庭では、賞味期限が半年過ぎたものを食べているとのこと。
賞味期限が過ぎたものは捨てるのが普通で、とても理解できない、と言うものです。
ご自身の常識と、嫁ぎ先の常識が違うことで戸惑っておられるようです。
自分と嫁ぎ先のお義母さんとの話だったらまだいいのですが、旦那さんは自動的にお義母さんの常識の下、生きてきた人間です。
多くの場合1:2のアウェイになり多数決だと確実に負ける状況です。
自分の常識が本当に正しいのか疑心暗鬼になるのと、自分の家庭を否定されたような気になってしまい、とにかく悲しくなってしまうことが多いようです。
「賞味期限」と言うものの定義の観点から
「賞味期限」とは、法律で定義されています。
概ね寿命が5日以上の加工食品に「賞味期限」が設定されています。
賞味期限とは、読んで字のごとく美味しく食べられる期間の目安です。
賞味期限が過ぎてもその加工食品は食べられます。
保存状況にもよりますが、賞味期限と設定されている期間の1.3倍~1.5倍の期間は、安全に食べられます。
例えば、カップラーメンならば賞味期限は6か月間と決まっています。
つまり、製造から8か月~9か月間は食べられると言うことになります。
賞味期限の表示から見ても、2か月間~3か月間は過ぎていても食べられると言うことになります。
ただし、風味などはピークの頃より落ちているかもしれません。
おいしさにもピークがあります。
それを過ぎたからと言って食べられないわけではないのです。
賞味期限とは違う消費期限
賞味期限は、寿命が5日以上の加工食品に付けられるものなのですが、「消費期限」と言う言葉もあります。
お惣菜など概ね5日以内に寿命をむかえる加工食品には消費期限が付けられています。
お惣菜とか、パンとか、おにぎりとか、そういった食品についています。
これは寿命なので、これを過ぎたら食べない方が良い期間です。
消費期限は守った方が安全です。
消費期限が数日すぎた食品は保存方法にもよりますがあまり安全ではありません。
賞味期限が3日すぎたお刺身などは危険です。
冷凍していたらまだ食べられますが、一度冷凍したお刺身は他の料理に使うなどした方がおいしく食べることができるでしょう。
まとめ
賞味期限も消費期限も関係なく「期間が過ぎたら捨てる」と言う考えをお持ちの場合は、常識とかではなく残念ながら勉強不足です。
嫁ぎ先のお義母さんも賞味期限を過ぎてから食べるようにしているのならば、わざわざおいしさのピークを過ぎて食べるので勉強不足。
ぜひ教えてあげてください。
人と人であり、それぞれ違う環境で生まれ、育ってきたわけです。
どちらか一方が正しいわけではなく、新しい家での新しい常識を作るのが理想だと言えます。
お義母さんがいる場合は、なかなかそうもいかないと思いますので、旦那さんとよく話し合いながら付かず離れずの距離感を大切にするようにしていってみてはどうでしょうか。
嫁姑問題は、簡単に解決できないと昔から相場が決まっていますので、そうそう簡単にいかないと思いますが・・・