日持ちしても油断は禁物!おきうと(おきゅうと)をおいしく食べられる期間
スーパーの鮮魚コーナーで、くすんだ緑色をした寒天のようなものが並んでいるのを見たことはありますか?
おきうと(おきゅう)とは、博多名物で海藻を加工した食品です。
博多の人間のソウルフードともいわれています。
おきゅうとの賞味期限についても調べました。
おきうと(おきゅう)ととは
おきゅうととは、日本海側だけで採れるエゴノリを煮て、イギスという固める作用をもつ海藻をブレンドして固めたものです。
「おきゅうと」とか、「おきうと」とか表記します。
福岡県福岡市を中心に食べられている海藻加工食品です。
漢字では「お救人」、「浮太」、「沖独活」とも書きますが、福岡の人のほとんどは、ひらがなで「おきゅうと」と言うイメージです。
羊羹のようなブロック角のものもあれば、薄く広げたものをくるくる巻いて売っていることもあります。
食感のイメージとしては、ところてんより少し柔らかくもちっとした感じです。
博多では、飢饉のときに多くの人を救った「救人(きゅうと)」にその名前が由来していると言われています。
常温での保存は直射日光を避けてなるべく涼しいところで保存しましょう。
季節にもよりますが、安全においしく食べられるのは一日程度です。
おきゅうとの消費期限:1日【常温保存】
成分のほとんどが水分でできているので傷みやすいからです。
のどごしや触感を楽しむ食べ物なので冷たいほうがおいしく食べられます。
おきうと(おきゅうと)の保存方法
おきうと(おきゅう)とは、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
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冷蔵保存した場合の賞味期限は、巻きおきゅうとの場合は1週間程度、ブロック角のものの場合は2週間程度とされています。
巻いたおきうと(おきゅう)との賞味期限:1週間程度【冷蔵保存】
ブロック角のおきうと(おきゅうと)の賞味期限:2週間程度【冷蔵保存】
しかし、真空パックの状態で売られている場合と、スーパーなどでよく見るようなトレーに載せてラップされているだけの状態とでは条件が変わってきます。
冷蔵保存の場合でも、一週間以内に食べるのが安心です。
おきうと(おきゅうと)の冷蔵保存
冷凍保存は、業務用の冷凍庫のように瞬間的に冷凍できる場合を除き向いていません。
水分を多く含むので、家庭用冷蔵庫の冷凍室での冷凍は食感が変わってしまうため不向きです。
おきうと(おきゅうと)の冷凍保存
下手な冷凍をすると、解凍したとき、ぼそぼそとした感じになってしまいます。
「賞味期限」は過ぎても、食べることはできます。
日持ちのする食品ですが消費期限を過ぎたら、味がおかしくないか、食感がおかしくないか、色がおかしくないか、異物が付着していないかをよく見ましょう。
似た製法の寒天は、細菌の繁殖に使われることもある食材です。
腐ることはありませんが、表面に細菌が繁殖することがあります。
菌はかなり増殖するまで目に見えないので、買って来てから時間が経ってしまった場合は味を見ておかしくなっていないことを確認してから食べるようにしましょう。
この時は少量だけ食べて判断します。
また、この時、抵抗力の弱い、子供や老人は無理をしないで食べるのは控えるようにしてください。
おきうと(おきゅうと)をおいしく食べる方法
おきゅうとは、よく冷やして巻いたものは短冊状に切り、カツオ節やネギ、ゴマ、しょうがなどを散らし、醤油やポン酢をかけて食べるのがオススメです。
角状のものはスライスし、醤油や酢味噌をつけて食べるのが一般的です。
まとめ
おきうと(おきゅう)との賞味期限は冷蔵保存で約1週間程度です。
常温保存だと1日程度しか持ちませんので注意が必要です。