栗の渋皮煮の賞味期限・消費期限・日持ち・保存方法とは
栗の時期には食べておきたい「栗の渋皮煮」。
自分で作って食べるとさらにおいしいです。
ただ、自家製の「栗の渋皮煮」の味は長持ちしません。
ここでは「栗の渋皮煮」の賞味期限と日持ちと正しい保存方法をお知らせします。
栗の渋皮煮の賞味期限・消費期限
栗の渋皮煮の賞味期限:1年間
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1年保存可能とありますが、これはしっかりと「瓶詰の煮沸真空状態」にした場合です。
その手順は下の常温保存の項目で説明します。
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開封後はどれくらい日持ちするのか
1週間程度は保存することができます。
ただし、シロップにとろみがある場合に限ります。
栗の渋皮煮の保存方法
栗の渋皮煮の保存方法について、常温・冷蔵・冷凍についてお知らせします。
常温保存
栗の渋皮煮は常温保存可能です。
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うまく手順通りにすると1年間保存することが可能です。
ジャムなどの小さめのガラス瓶をいくつか用意して栗の渋皮煮を小分けする方法を紹介します。
- 鍋に瓶を入れ蓋まで沈むぐらいに水を注いで10分煮沸
- 瓶の口を下にして乾燥させる
- 栗の渋皮煮を火にかけ沸騰させる
- 乾いた瓶に流し込み蓋を軽く閉める
- 7~8割程度はお湯につかるように量を調整し、そのまま20分沸騰させる
- お湯から出し、蓋をしっかり占めて逆さにして冷ます
蓋が少しへこんでいれば完璧です。
冷蔵保存
栗の渋皮煮は冷蔵保存可能です。
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栗の渋皮煮は冷蔵保存で1週間程度保存できます。
瓶に入れて密閉して冷蔵庫に入れましょう。
このとき、シロップが甘くとろみがついているほど長持ちします。
冷凍保存
栗の渋皮煮は冷凍保存可能です。
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栗の渋皮煮は冷凍保存で1か月程度保存できます。
保存の際は、まず栗を瓶やタッパーなど密閉できる容器に詰め、シロップを栗がかぶる程度入れます。
そして、しっかりとふたをして、冷凍保存します。
解凍した時に柔らかくなってしまうため、冷凍保存するのであれば硬めに作ることをお勧めします。
解凍方法
一番おすすめの解凍方法は自然解凍です。
食べる前日に冷蔵庫に移してゆっくり解凍するのが一番おいしく解凍できます。
急ぎの場合は流水をかけて解凍するという手もあります。
ただしこれはラップやフリーザーバックを使用して冷凍した時にしかできません。
栗の渋皮煮について
渋皮煮と甘露煮とマロングラッセの違い
どちらも栗を丸ごと使った料理として甘露煮やマロングラッセなどがあります。
その違いをここで説明します。
渋皮煮とは
渋皮煮がその名の通り、渋皮を残したまま煮るため、見た目がこげ茶色です。
渋皮とは鬼皮と呼ばれる皮をむいた下にある繊維状の皮のことです。
甘露煮とは
甘露煮は渋皮煮と違い、渋皮を取り去って煮るため、見た目が黄色です。
調理工程は似ていますが、皮があるかないかだけの違いで、味や風味がガラッと変わります。
マロングラッセ
ルイ14世時代にフランスのアルデシュ地方で作られるようになったマロングラッセ。
甘露煮と同じく渋皮は剥きます。
甘いシロップで煮て、2日ごとに徐々に糖度をあげて最終的に32度まで高めます。
その後30度に落として完成です。
マロングラッセの糖度30に対しm一般的なすいかの糖度は10~14度です。
パイナップルは12~16度でブドウは16~20度なのでマロングラッセの甘さがお分かりいただけると思います。
似たような料理ではありますが以下のように分かれるようです。
皮 | 製法 | 味 | |
渋皮煮 | 剥かない | 数回に煮る | 程よく甘い |
甘露煮 | 剥く | 一回煮るだけ | 栗きんとんのような甘さ |
マロングラッセ | 剥く | シロップに2日漬ける | 風味が強く甘い |
まとめ
栗の渋皮煮の賞味期限、消費期限:1年間【常温保存】
栗の渋皮煮の賞味期限、消費期限:1週間【冷蔵保存】