焼き餃子(ぎょうざ)の賞味期限・消費期限について
チルド餃子を見ると1パック48個入りなどありました。
一度に食べきれないこともあります。
では、残った餃子はどうやって保存したらどのくらい日持ちするものでしょうか?
自宅で作ったものもどのくらい日持ちするのか知りたいところ。
こちらでお知らせします。
賞味期限
まず、スーパーなどで生で売っている冷蔵の餃子です。
これは3日間程度もちます。
スーパーで売っている餃子は多くが機械で作っています。
手に触れていないので菌の繁殖が少ないです。
そのため冷蔵保存しておけば3日程度持ちます。
自宅での手作り餃子も3日程度。
今日作って食べきれない場合は焼く前ならば翌々日くらいまで持ちます。
焼いてしまっていれば、翌日はぎりぎりというところ。
特に手作りの場合、手を洗って作っても菌が必ずいます。
保管温度によっては菌が繁殖してしまうことも。
できるだけ今日作ったものは今日食べることをお勧めします。
冷凍餃子ですが、これは1か月くらい持ちます。
焼く前に冷凍してある状態の餃子は長期保存が可能です。
風味も冷凍前とそれほど変わりません。
調理方法も冷蔵の時と同じ方法で調理することが出来ます。
常温保存できるか
常温保存には向きません。
スーパーの餃子も手作り餃子も保存するならば10度以下の状態で保管する必要があります。
冷蔵庫がお勧めです。
ただ、冷蔵庫は庫内に風が吹いています。(扉を閉めた時だけ)
餃子の皮が乾燥してしまうと皮がひび割れたりしますので、お皿に乗せてラップなどをかけて冷蔵庫内で保管しましょう。
冷蔵保存の場合
スーパーの生餃子、手作り餃子は焼く前に冷蔵庫に保管すると味が落ちず安心して 保管できます。
冷蔵庫に入れるときはお皿に入れてラップをしておくと乾燥を防げます。
焼いてしまった餃子は冷蔵保存ですが、焼く前同様にお皿に入れてラップをかけて保管するのがいいでしょう。
焼いてから冷蔵庫に入れるとその後温めても風味が落ちますし、食感も劣ります。
焼きたてに勝るおいしさはありません。
食べきれなくて保管する場合も冷凍ではなく、冷蔵で保管して下さい。
冷凍保存の場合
餃子は焼く前の状態ならば冷凍保存可能です。
スーパーなどで売っている生餃子、手作り餃子共に冷凍することで長期保存が可能です。
調理する場合は、解凍するのではなく冷凍したまま調理することで風味が悪くなることを防げます。
既に焼いてしまった餃子が残った時、冷凍保存するのはお勧めしません。
風味は著しく落ちます。
これは焼いて一度温度が高くなった状態の物を逆に温度を下げて冷凍するため温度が高い時間が長くなってしまいます。
また、家庭用の冷凍庫の場合-18℃くらいで冷凍しますが、1度扉を開けると5秒で室温まで上がってしまうのです。
再び-18℃度になるまでには30分程度かかることもあり、「ゆっくり」凍ります。
急速冷凍と違って、味が落ちるのが家庭用の冷凍庫です。
業務用の冷凍庫で急速冷凍したものがスーパーで売っていると思います。
これは急速冷凍するため味の劣化が少ないです。
冷凍したまま持ち帰り、溶ける前に再び冷凍庫に入れると長期保存ができおいしさもキープできます。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
単に賞味期限が過ぎただけなら「おいしく食べられる期間」が終わっただけです。
風味など若干落ちるでしょうが食べても全く問題ありません。
一定期間(消費期限)を超えると、皮は水分が出てくるとどろりしたような、ねばっとしたような状態になります。
冷凍餃子を常温解凍した場合もこのようになるので、見た目の判断は困難です。
具の方は、豚肉は通常5日くらいは持つのですが、餃子用と言うことは細切れになっていると思います。
表面積が多くなっているのでそれほど持たないと思ってください。
ニラやキャベツが入っていたら通常5日から1週間は持つのですが、こちらも細切れだと思います。
野菜や豚肉が黒ずんでくるのが先なのですが、皮に包まれているので外からの目視は困難です。
また、焼いてしまうといよいよ分かりません。
消費期限を過ぎたものは諦めましょう。
早めに食べきるのにまさるものはありません。
おいしく食べるには
おいしく食べるには、作ったらできるだけ早く焼いて食べきってしまうのがベストです。
よくある「餃子の作り方」ではフライパンを温めて油を引いてから餃子を焼きますが、私流に行けばまずフライパンに火を入れる前に餃子を綺麗に並べます。
温まって熱いフライパンに切れに餃子を並べるのは困難です。
火を入れる前に餃子を並べれば熱くも何ともないのでゆっくりときれいに並べられます。
最初は弱火です。
じっくりと中身の具に火を入れる感じで。
最初から強火の方がおられますが、皮は焦げて中身は生焼け・・・そんな餃子になってしまいます。
最初は弱火が正解だと思います。
その後、少しだけ(大さじ1杯ほど)水を入れてふたをして焼きます。
これで、蒸し焼きになります。
中の具にも火が入るし、皮も水分を含んでふっくらします。
水が少なくなってきたらふたを取って、ここで初めて強火です。
軽く焦げ目がついたら出来上がりです。
表面はパリパリ、中身はふわふわの餃子になります。
ぜひお試しください。
消費期限
消費期限は、材料などを考えて賞味期限の1.5倍程度と思われます。
賞味期限は3日程度なので、消費期限は5~6日と言うところでしょう。
豚肉、ニラ、キャベツ、それぞれの賞味期限が5日程度ですが、具として細切れになっている分表面積も多くなっていて劣化が進みます。
焼く前ににおいや色で判断するしかありませんが、餃子の具は皮に包まれています。
外見だけで具の状態を知ることは困難です。
1個を試験的に割って状態を確認してから焼くなどして下さい。
具の臭いが酸っぱい状態になっていたり、野菜や肉の色が悪くなっていたら思いきって諦めましょう。
スーパーで買っても安いものならば10個100円程度です。
勝負に出てお腹をこわすことを考えたら勝負をする理由がありません。
まとめ
スーパーの生餃子、手作り餃子の賞味期限は3日間程度。
冷凍餃子の場合は1か月程度。
ただし、家庭で冷凍した冷凍餃子は味の劣化がある。
消費期限は製造から5~6日。
賞味期限から2日~3日経過した時。
ただし、冷蔵庫で保管していて、未開封の場合。
食べるときは、1個先に割って中身の具を確認してから焼いて食べましょう。