生八つ橋の賞味期限・消費期限・日持ち・保存方法とは
京都の和菓子のおみやげの一つ「八つ橋」ですが、「生八つ橋」も人気です。
元々は、焼いている「八つ橋」がルーツですが、第二次世界大戦後に販売された「生八つ橋」の方が現代では主流です。
おみやげでもらったときなど、どれくらい日持ちするのかもお知らせします。
生八つ橋の賞味期限・消費期限
生八つ橋の賞味期限/消費期限:2日~3日~1週間
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生八つ橋は、和菓子なので、お店によって賞味期限が多少わかります。
お店の製品でも手作りの場合は、2日~3日のようです。
工場などで作った製品は、1週間くらい日持ちします。
主な違いは、「人の手に触れているか」だと言えます。
どれだけ洗剤で洗っても、人の手にはわずかな雑菌がいます。
工場で作るような場合は、手袋をしていたり、機械で製造している場合は、そもそも最初から最後まで人の手に触れません。
雑菌に触れないので、日持ちする傾向があるようです。
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開封後はどれくらい日持ちするのか
「開封後は、できるだけ早めにお召し上がりください。」と書かれています。
この「早め」ってどれくらいなのか、気になります。
そこで、生八つ橋「おたべ」で有名な京都の株式会社美十さんに、開封後はどれくらい日持ちするのか聞いてみました。
Q.開封後はどれくらい日持ちしますか?
A.賞味期限は、未開封の場合の期限です。 開封後は気温、湿度により異なりますので、できるだけ当日中にお召し上がりください。
開けたらその日に食べきってください、とのことです。
生八つ橋の保存方法
生八つ橋の保存方法について、常温・冷蔵・冷凍についてお知らせします。
生八つ橋の常温保存
生八つ橋は常温保存可能です。
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生八つ橋は、常温保存が基本です。
お店でも、常温で陳列されているところが多いです。
生八つ橋の冷蔵保存
生八つ橋は冷蔵保存に適していません。
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生八つ橋の原材料は「米粉(上新粉)、水、砂糖、片栗粉(打ち粉)、ゆで小豆(餡)」などです。
米は冷蔵すると、劣化が早くなる上に味が落ちます。
さらに、固くなってしまうのです。
そのため、米粉がメインの生八つ橋は冷蔵に適していません。
生八つ橋「おたべ」で有名な京都の株式会社美十さんに、生八つ橋の冷蔵についてお聞きしました。
Q.おたべは生菓子のようですが、冷蔵保存しなくても大丈夫ですか?
A.おたべは冷蔵保存ではなく、常温保存です。 生八つ橋は「米粉」から作られており、ご飯同様冷やすとかたくなります。常温で直射日光の当たらない、涼しいところで保管し、賞味期限以内にお召し上がりください。
生八つ橋の冷凍保存
生八つ橋は冷凍保存可能です。
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長期保存しないといけない場合は、冷蔵ではなく冷凍してしまいしょう。
ただし、解凍後には風味が落ちたりすることがあり得ます。
同じく、有名な京都の株式会社美十さんに、生八つ橋の冷凍についてお聞きしました。
Q.おたべは冷凍保存は可能ですか?
A.おたべの生八つ橋は、常温保存です。 冷凍保存での商品保証はいたしておりません。ご了承下さい。
冷凍はできないことはないけれど、しない方がおいしく食べられる、と言う感じでしょうか。
生八つ橋について
元々、八つ橋とは、「米粉・砂糖・ニッキ」を混ぜて蒸し、薄く伸ばした生地を焼き上げた堅焼き煎餅の一種です。
ちなみに、ニッキとは、別名、肉桂、シナモンのことです。
箏(そう)と琴(こと)は別の楽器ですが、同じ扱いを受けることが多いです。
形はこんな感じです。
戦後、八つ橋を元に「生八つ橋」が考案されました。
一般的に「生八つ橋」と言うと、中にあんこを挟み込んで三角形に折ったものが多いです。
生八つ橋って、独特な並べ方がありますね。
生八つ橋には、あんこが入っていない、こういう商品もあります。
元々の「八つ橋」を焼いてないような形状です。
まとめ
生八つ橋の賞味期限、消費期限:1週間【常温保存】