菜の花の賞味期限・消費期限・日持ち・保存方法とは
春になってくると、いたるところで菜の花が咲きます。
菜の花は、見て楽しむこともできるのですが、食べることもできます。
たくさん取り過ぎてしまってどれくらい日持ちするか気になるところ。
保存方法も併せてお知らせします。
菜の花の賞味期限・消費期限
菜の花の賞味期限/消費期限:2日~3日間
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菜の花は、冷蔵室で保存して2日~3日くらい日持ちします。
固めに下茹でして、氷水で締めて、冷蔵すると劣化が少ないです。
菜の花は、春ごろには、スーパーでも売られています。
野菜などの生鮮食料品の扱いになるので、「賞味期限」も「消費期限」も記載がありません。
賞味期限や消費期限は、加工食品にのみ記載が義務付けられています。
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菜の花の保存方法
菜の花の保存方法について、常温・冷蔵・冷凍についてお知らせします。
常温保存
菜の花は常温保存可能です。
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菜の花は常温保存可能です。
スーパーでも陳列しているときは、常温のところが多いです。
しかし、特別日持ちする野菜と言うわけではありませんので、家庭では冷蔵庫で保管してください。
菜の花は、咲いているときは常温なので、常温で持つと思う方が多いようですが、収穫時に切った時点で劣化が進みます。
保存は必ず冷蔵庫での保管にしましょう。
冷蔵保存
菜の花は冷蔵保存可能です。
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冷蔵庫で保管する際は、湿らせた新聞紙などで包み、ビニールに入れて冷蔵庫で保存します。
菜の花は、食用の場合つぼみの状態です。
咲いた状態のものは食用に向いていません。
冷蔵庫に入れている間も花の部分は成長しようとして、広がりやすい野菜なのでビニールはきつめに包んだ方がいいでしょう。
冷凍保存
菜の花は冷凍保存可能です。
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菜の花を長期保存する場合は、冷凍が最適です。
生のまま冷凍したら解凍後の味と歯触りの劣化が大きいので、冷凍前に固めに下茹でします。
氷水に入れ、色止めをしたら、キッチンペーパーなどで水分を取って、1回分ごとに分けて冷凍します。
使いやすい長さにカットしてから冷凍したら省スペースで便利です。
先にカットしてから下茹ですると栄養が流れ出る量が多くなるので、ゆでた後にカットしましょう。
菜の花について
菜の花とは、アブラナ科のアブラナの総称です。
花が食べられるもののことを言います。
菜の花の「菜」とは「野菜」のことなのです。
菜の花は、在来種と外来種(西洋種)があります。
在来種は、葉が柔らかいのが特徴で、花茎と蕾と葉を食べます。
スーパーに置いてあるものは、在来種のものが多いです。
外来種は、葉が厚いのが特徴で、主に花茎と葉を食べます。
外来種は、観賞用になることが多いので、「菜の花畑」の様にしているところの多くは外来種です。
菜の花の栄養
単に春の風物詩として食べるだけの価値ではないのです。
菜の花は、ビタミンCを多く含む食品です。
アクは、ホウレンソウの20分の1以下なので、あまり長く煮るのではなく、浅めにゆでるのがおいしく食べるコツであり、栄養も多く取れます。
「アク」とは、主にシュウ酸のことです。
揚げる際も、揚げ時間が長すぎると水分が少なくなってしまい、カラカラになってしまいます。
栄養素的にも不利になるので、揚げ時間にも注意が必要です。
菜の花の油
菜の花からは、脂が取れやすく、菜種油が取れます。
菜の花の流通時期
元々旬は、3月~5月くらいですが、冷蔵技術が発達しているため、全国の菜の花がどこでも手に入るので、3月~6月くらいまでスーパーに置いてあることがあります。
ちなみに、菜の花畑の菜の花は、取って食べるのはNGです。
まとめ
菜の花の賞味期限、消費期限:1日~2日間【常温保存】
菜の花の賞味期限、消費期限:3日~4日間【冷蔵保存】
あまり日持ちのいい野菜ではないので、下処理をして冷蔵保存するのが最適です。