鉄分の代名詞「ひじき」にはほとんど鉄分がなかった件
妊娠中など鉄分を取ろうと思ったら、鉄分の代名詞といってもいいのは「ひじき」だ。
栄養とは、「日本食品標準成分表」と言うものを文部科学省が作成していて、すべてはこれを元に算出されています。
実は鉄分の代名詞「ひじき」にはほとんど鉄分がなかったというのです。
どういうことか調べてみました。
成分表は学校給食の献立づくりや栄養指導などに幅広く使われている。
栄養士の先生は、この国の資料と元に子供たちの給食の献立を考えているんです。
この資料を2015年に改訂しました。
これは5年ぶりのことで7回目のことです。
この時に事件は起きました。
ひじきの鉄分が1950年の調査では100g中55mgとされていた。
ところが、2015年の調査では100g中6.2mgと大幅に減ったのです!
ひじきの鉄分が少なくなっていた!
なぜ、ひじきの鉄分は減ったのか?
ひじきは、製造過程で窯を使って煮る工程があります。
この工程に使う釜の多くが鉄製からステンレス製に代わったことで鉄分が大幅に減ったのです。
つまり、ひじきの鉄分は鉄鍋の鉄分だったのです!
ひじきは窯で煮る
そもそもひじきは鉄分が多いというのは何だったのか・・・
鉄分が不足するとどうなるのか
恐ろしい鉄分不足の症状をお知らせします。
不妊
鉄分が不足するとホルモンの分泌が悪くなって不妊になるというのです。
妊娠中の女性は鉄分が不足しがちだと言われています。
体にカビが生える
信じがたいことですが、人体にカビが生えるようになるというのです。
白血球はカビの繁殖も抑えているのです。
鉄分が不足すると白血球の動きが悪くなり、体にカビが生えるようになるのです。
むずむず脚になる
足がむずむずして寝られないことってないですか?
女性に多く発生すると言われています。
これも鉄分が不足して神経伝達物質のドーパミンの分泌が悪くなるためと言われています。
物が飲み込みにくくなる
鉄分が不足すると食道に分泌される水分が減り、粘膜が補えずに固形物が飲み込みにくくなってしまうのです。
のどが渇く
鉄分が不足するとやたらと氷が食べたくなります。
イってしまっている人は、土やコンクリートが食べたくなるそうです。
今後はどうやって鉄分を摂取すべきか
妊婦さんは特に鉄分が不足すると言われています。
妊娠中は多くの方が定期検査に行きますが、そのたびに検査をして、鉄分について指摘されることがあります。
動物性の鉄分(ヘム鉄)と植物性の(非ヘム鉄)の両方を摂るようにしたほうがいいです。
サプリメントで補給するか、ウエハースで補給するといいでしょう。
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