柏餅(かしわもち)の賞味期限・消費期限・日持ちについて
5月5日のこどもの日に欠かせない柏餅(かしわもち)。
たくさん買いすぎて余ってしまう事もあります。
そのとき、「いつまで食べられるのか」「どうやって保存したらいいのか」を知りたいところ。
こちらでお知らせします。
柏餅とは
平たく丸めた上新粉の餅を小判型に延ばし、二つに折り、間に餡をはさんで柏(かしわ)の葉などで包んだ和菓子です。
5月5日の端午の節句(5月5日)のお供え物として定着しています。
■柏餅の豆知識
柏の葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、「子孫繁栄(家系が途切れない)」という縁起を担いでいるものと言われています。
最近では柏の葉ではなく、入手性のいい猿捕茨(サルトリイバラ)の葉を使うこともある。
また、柏の葉よりも以前から猿捕茨を使っていたと言う説もある。
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柏餅の賞味期限
柏餅の賞味期限:1日【常温保存】
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柏餅の場合、寿命は5日以内に迎えるため、表示義務があるのは「賞味期限」ではなく「消費期限」です。
柏餅は和菓子なので、寿命は製造したその日限りと言えます。
こちらの例は、あるお店で柏餅を買った時のパッケージの表示です。
このお店でも、製造当日が消費期限と設定しています。
あわせて読みたい情報(それぞれ別窓で開きます)
⇒ 賞味期限とは
⇒ 消費期限とは
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柏餅の消費期限
柏餅の消費期限:2日~3日【常温保存】
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多くの場合、柏餅の消費期限は1日(製造日その日のみ)となっています。
ところが、実際には条件さえよければもう少し日持ちします。
10度から15度程度の場所で保存していれば、2日~3日は日持ちします。
以下の悪くなった時の判断基準を見て判断されてください。
柏餅は常温保存できるか
柏餅は常温保存可能です。
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柏餅は、常温保存が最適です。
直射日光が当たらない風通しのいい場所に保管しましょう。
一つ一つラップをかけるなどして、乾燥を防ぐようにして保管しましょう。
購入したときのパックに保管してもいいでしょう。
その時は、ふたを閉めて常温で保管します。
柏餅は冷蔵保存できるか
柏餅は冷蔵保存にむきません。
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柏餅は冷蔵庫で保管すると、固くなってパサパサになってしまいます。
これは、でんぷんが硬化してしまうからです。
冷蔵庫で保管してしまったのだけれど、固くなった柏餅をおいしく食べる方法はないかしら?
食べる時には、温めて食べることで少しだけおいしさがよみがえります。
温める方法としては、焼くか、電子レンジなどで再加熱するか、になります。
電子レンジ加熱の場合、加熱しすぎると熱くなってしまいます。
常温より少し熱い程度にすればいいので、10秒づつ加熱するか、十分加熱したあと、粗熱を取って食べましょう。
柏餅は冷凍保存できるか
柏餅は冷凍保存可能です。
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柏餅は冷凍保存可能です。
冷蔵するくらいならば、冷凍した方がおいしさを保つことができます。
長時間保管しないといけないことが分かっている場合や、大量に柏餅がある場合は、冷凍して保管しましょう。
解凍の際は、冷蔵庫に入れて解凍します。
その時は2時間~3時間程度で柔らかくなります。
元々冷凍して販売されているものもありますが、これは製造後すぐに業務用冷凍庫で急速冷凍しています。
家庭用の冷凍庫では、業務用のように急速冷凍ができません。
家庭で冷凍しても、過信せずにできるだけ早く食べるようにしましょう。
柏餅が腐っているかの判断
柏餅が腐っているかの判断として以下の3つのポイントがあります。
臭い
異臭がしている場合悪くなっています。
味
酸っぱくなっていたり、苦みがあった場合、悪くなっています。
見た目
カビが生えていたり、糸を引いていたり、溶けてきているようだったら、悪くなっています。
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賞味期限切れ後は風味が落ちる可能性がありますが、食べることは可能です。
ただし、保存方法は表示の正しい方法で保存されている必要があります。
消費期限切れ後は食べない方が無難です。
柏餅をおいしく食べる方法
柏餅をおいしく食べるには、作りたてを食べるのが一番おいしいです。
たくさんあって、味を変えたい場合は、きな粉をまぶして食べることで、またおいしく食べられます。
まとめ
柏餅の賞味期限:1日【常温保存】
柏餅の消費期限:2日~3日【常温保存】
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柏餅は出来立てを食べるのが一番おいしいです。
保存する場合は、冷蔵ではなく、常温が最適です。
保管しないといけない場合は、冷凍した方がおいしさを保てます。