おからの賞味期限・消費期限・日持ちについて
生おからってお豆腐屋さんやスーパーで売っていますよね。
お豆腐屋さんのおからとスーパーのおからでは賞味期限が違うのをご存知でしたか?
その理由についてもお知らせします。
知っていると何かの時に役に立つと思います。
賞味期限
お豆腐屋さんのおから(生おから)
お豆腐屋さんのおからの賞味期限はおよそ1日です。
豆腐を作る際に絞った搾りかすとは言え、元は大豆です。
栄養満点なので、少しの雑菌でもおから自体の水分と合わさって繁殖しやすいです。
そのため、賞味期限と言うよりは消費期限ですが、短くなってしまいます。
おからの中で一番大豆の風味を残していて、栄養も多いです。
その一方で劣化が早く保存には向きません。
スーパーの豆腐のおから
スーパーの豆腐のおからは、多くの場合工場で大量に作っています。
人の手に触れずに作られているので、雑菌が繁殖する確率が低くなります。
賞味期限(=消費期限)は1日~2日、長い場合は数日となっている場合もあります。
これはメーカー判断なので、明確に何日にするべきと定められているわけではありません。
スーパーなどに置いてある豆腐の場合、長期保存のため保存料が入っていることがあります。
この場合おからも賞味期限が長くなります。
乾燥おから
乾燥おからの賞味期限は2か月~6か月程度。
こちらもものによって異なります。
スーパーなどにも売られていますが、おからの水分を飛ばしたおからが「乾燥おから」としてあります。
乾燥させているので、水分含有量がかなり少なく劣化が少なく保存期間が長くなります。
乾燥おからは水で戻して、元のおからの状態に近い状態に戻してから使用します。
ハンバーグのかさ増しのために使う場合は、戻さずに使うことも可能です。
いわゆる「おからハンバーグ」です。
粉おから
粉おからの賞味期限は2か月~6か月程度。
乾燥おからをさらに細かくしたものです。
粉になっている分、保有水分量が少なく長期保存に適しています。
パン粉などに混ぜて使うため水で戻して使うことは少ないです。
おからクッキーなども粉おからを使うことがあります。
消費期限
おからの消費期限は、賞味期限と同じです。
製造から(目安として)5日以内に急激に劣化する食品には「消費期限」が表示されます。
比較的長いものに、「賞味期限」が付けられます。
常温保存できるか
おからは常温保存には向きません。
生おからの場合、人のてが介在していると菌が繁殖しやすいです。
冷蔵庫で保存するようにしましょう。
乾燥おから、粉おからの場合は常温保存可能です。
水分を吸わないように乾燥剤等を入れておくことを勧めします。
冷蔵保存の場合
生のおから
生のおからは冷蔵庫で保存します。
匂いなど吸収しやすい食材なので、タッパーや袋に入れて他の食材などのにおいが映らないように注意しましょう。
乾燥おから
乾燥おから常温保存可能です。
粉おから
粉おからも冷蔵庫で保管します。
水分を吸わないように袋に入れて保存するようにします。
乾燥剤を入れるとなおよいです。
冷凍保存の場合
生おからは冷凍保存ならば保存期間が伸びます。
冷凍保存で1か月程度日持ちします。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
賞味期限切れの場合は問題なく食べることが出来ます。
「賞味期限」と言う物はメーカーが保証するおいしく食べられる期間です。
賞味期限切れ後は風味が落ちる可能性がありますが、食べることは可能です。
ただし、保存方法は表示の正しい方法で保存されている必要があります。
消費期限を過ぎたらどうなるか
おからは消費期限を過ぎるとカビたり、腐ったりします。
以下のような状態の時は食べずに処分しましょう。
- 色が茶色くなってしまっている。
- 匂いがおかしい(酸っぱいにおいがする)。
- 糸を引いている。
- 味がおかしい。
おいしく食べるには
おからをおいしくベルには、出来るだけ新しいものを食べることと、「水分」のコントロールが重要だと言えます。
おからが嫌いない人の多くは「パサパサしているから嫌い」と言います。
単に水分を吸わせるのではなく、だしを吸わせるなどの工夫でおから料理は格段においしくなります。
まとめ
おからは状態によって賞味期限、消費期限が変わります。
生のおからの場合は、お豆腐屋さんのものの場合は当日。
スーパーなどで販売されているもので、数日です。
これらは「賞味期限」ではなく「消費期限」と言えます。
乾燥おからの場合は数か月程度保存できます。
賞味期限も数か月と言えます。
粉おからも同様に数か月保管できます。