料理酒の賞味期限・消費期限・日持ちについて
「料理酒ってなに?」と改めて聞かれると意外に答えられないですよね。
料理酒とは何かを明らかにして、その上で賞味期限についてもお知らせしますね。
まず、料理酒とは「酒」と書いてありますが、調味料と思った方が良いでしょう。
「酒」と言えば、日本酒、清酒のことを言いますが、「料理酒」は日本酒ではないことが多いです。
料理酒に似たもので、「合成酒」「合成清酒」と言う物があります。
これは焼酎をベースに日本酒っぽくしたものです。
簡単に言うと、日本酒は料理に使うと肉や魚の臭みを消します。
風味を加えて、料理の味が早く滲みるようにすることが出来ます。
料理酒は風味が弱く、そこまで及ばない。日本酒の廉価版と言えます。
ついでに食塩がテン化されています。
ただし、日本酒に比べ安い!そんな感じです。
賞味期限
料理酒の賞味期限は、1年から1年6か月程度です。
開封したら2か月程度で使いきりましょう。
消費期限
料理酒の消費期限は設定がないことが多いです。
そのため、賞味期限から類推すると、賞味期限の1.3倍~1.5倍と言えます。
15か月~27か月くらいです。
これは賞味期限が過ぎてから、3か月~9か月くらい経過した時だと言えます。
ただ、ネットの噂では賞味期限切れ3年くらいの物を使ったけれど問題なかったという人もいました。
ただし、少し塩辛かったといいます。
これは、元々料理酒には食塩が添加されていますので、塩辛いのは元々と言えます。
常温保存できるか
料理酒は常温保存可能です。
保存の際は、直射日光が当たらない冷暗所に保管しましょう。
冷蔵保存の場合
料理酒は開封前は冷蔵不要です。
開封後も冷蔵庫に入れる必要はありませんが、冷蔵庫に入れた方が長持ちします。
冷凍保存の場合
料理酒は冷凍に向きません。
凍らせれば凍らないことはないのですが、アルコールが凍るのは-114度です。
家庭用の冷凍庫の温度は-18度程度。
アルコール分は凍りません。
それ以外の水分などが凍り、シャーベット状になると思われます。
解凍すると冷凍前の状態には戻りませんので、あまり向いていないと言えます。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
賞味期限切れの場合は問題なく食べることが出来ます。
「賞味期限」と言う物はメーカーが保証するおいしく食べられる期間です。
賞味期限切れ後は風味が落ちる可能性がありますが、食べることは可能です。
ただし、保存方法は表示の正しい方法で保存されている必要があります。
消費期限を過ぎたらどうなるか
消費期限を過ぎても見た目はほとんど変わりません。
ただ、アルコールは時間経過と共に酸化して酸っぱくなってしまいます。
以下のような状態の時は使わないようにしましょう。
- 酸っぱい臭いがする
- 異臭がする
- 黄色や茶色になってしまっている
- 味がおかしい
見た目には分からないことが多いので、少し舐めてみると良いかもしれません。
正常な状態との比較をするために、新しい時の味も予め知っておきましょう。
おいしく食べるには
料理酒をおいしく・・・と言うよりは料理をおいしく食べるためには順番を考えましょう。
いわゆる料理の「さしすせそ」の中に「酒」はありません。
「さ」は砂糖です。
料理酒は「さしすせそ」の前に使うと味が滲みやすくなります。
また、料理酒のアルコール分は料理の過程で加熱され、アルコール分が飛び、うま味のみが残ります。
味の深みと言う意味では、料理酒ではなく、日本酒を使うとより味に深みが生まれるでしょう。
日本酒には食塩が添加されていません、だしを利かせることで味に物足りなさを感じなくなります。
まとめ
料理酒の賞味期限は1年から1年6か月です。
消費期限はあまり明確ではないので、舐めて味などで判断しましょう。