なますの賞味期限・消費期限・日持ちについて
「なます」といえば、赤と白の紅白なますが最初に思いつきます。
大根と人参と酢でシンプルに作りますね。
お節料理に使われていますね。
その賞味期限、日持ち、意味についてまとめました。
なますの名前と由来
まず、なますの意味です。
全てのおせちには意味があっていれられています。
なますは、元々生魚、大根、にんじん、酢で作られていました。
そのため「生酢(なます)」と呼ばれるようになったようです。
お祝いの水引をかたどったものなので、縁起物としておせちに採用されています。
なぜ、赤と白がおめでたいのか書かれているサイトが少ないので、ここで合わせてお知らせします。
赤は女性、白は男性を表します。
赤と白で「誕生」を表し、おめでたいとされています。
おせちの場合は、「新しい年」と言う意味もありますし、1月1日から生まれ変わったつもりで気持ちを新たに過ごすという意味もあります。
紅白のれんなども赤と白なのは、誕生を表しおめでたいのです。(諸説有り)
おせちを作る順番
おせちの中でなますを作る順番についてお知らせします。
おせちは基本的に日持ちするものから作っていきます。
お重内の全ての食材が食べられなくなるころが揃う様にするためです。
それを考えると、
佃煮 ⇒ 酢のもの ⇒ 煮物 ⇒ 焼き物
の順番で作ることになるため、なますは「酢のもの」のところとなります。
ただ、冷凍出来ますので、年末ではなく余裕のある時に先に作っておくのも手だと言えます。
賞味期限
買ってきたなますは日持ちしませんので、賞味期限ではなく、消費期限が付いています。
概ね5日程度以内に劣化が激しい食品には賞味期限ではなく、消費期限が付けられます。
なますの賞味期限は1日~5日程度です。
消費期限
なますの消費期限は、1週間程度です。
冷蔵庫などで保存しても10日から2週間程度が限界と思われます。
常温保存できるか
なますは、常温保存には向きません。
酢で〆てあると言っても大根と人参です。
常温保存には向きません。
冷蔵保存の場合
なますはおせちとしてテーブルのおいている時をのぞいて、保存の際は冷蔵庫に保存しましょう。
酢を使っていると入っても悪くならわない訳ではありません。
特におせちに使う場合は、事前になますを作っている可能性があるので、そんなに日持ちしないことがあります。
保存の際はタッパーなどの容器に入れて、密閉して保存しましょう。
酢の成分が他に移ってしまうことがあります。
冷凍保存の場合
なますは冷凍保存が可能です。
おせちを作る時は、年末になるのだと思いますが、色々な物をいっぺんに作るのは本当に大変です。
そこで、なますなど冷凍出来るものは先に作って冷凍しておくのも手です。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
賞味期限切れの場合は問題なく食べることが出来ます。
「賞味期限」と言う物はメーカーが保証するおいしく食べられる期間です。
賞味期限切れ後は風味が落ちる可能性がありますが、食べることは可能です。
ただし、保存方法は表示の正しい方法で保存されている必要があります。
なますの場合は、消費期限が付いていると思いますので記載の日を過ぎた時は食べるのは注意が必要です。
消費期限を過ぎたらどうなるか
なますは消費期限が過ぎたら、状態を消費者が確認して食べられるかどうか判断する必要があります。
以下の点についてご確認下さい。
- 色が変わっていないか
- 異常にやわらかくなっている
- 異臭がする
- 味がおかしい
なますは巣を使っているので、元々酸っぱいです。
酸っぱいかどうかの判断は難しいと思います。
ただ、臭いや味は分かると思います。
おいしく食べるには
なますをおいしく食べるには、作った後できるだけ早く食べることだと言えます。
酢のものは元々大量に食べるものではないため、食べ進めて行くうちに味に飽きてしまうことがあります。
その時は、たくあんを添えたり、細切りのたくあんを加えるなどすれば食感も味も変わって美味しく食べられます。
まとめ
なますは作った後急激に風味が劣化する上に、長期保存が出来ない食品なので、消費期限が付いています。
なますの消費期限は、1週間程度と言えます。
冷蔵保存で保存しましょう。
酢が他に移らない様にタッパーなど密閉容器で保管することをお勧めします。