冬瓜(とうがん)の賞味期限・消費期限・日持ちについて
冬瓜(とうがん)って「冬」って字が入っているのに、「夏野菜」だってご存知でしたか?
90%以上が水分なのに、冬瓜は昔から解熱作用とむくみ取り作用があると言われています。
6月から10月にかけて出荷される冬瓜で、最盛期は7月、8月です。
意外な特徴があることも分かりました。
賞味期限
冬瓜の賞味期限は2~3か月と長期です。
しかも常温で保存できる珍しい野菜です。
冬瓜は、表面の皮が固い野菜で、きめ細かいことから内部の水分が失われず長期保存できると言うのです。
カットした冬瓜の賞味期限は2日~3日です。
こちらは冷蔵庫で保存した期間となります。
なぜ夏野菜なのに冬瓜なのか?
「冬まで持つから冬瓜」と言うわけです。
冬瓜と言われたら冬野菜っぽですね。誤解も多いようです。
夏野菜なのに「冬瓜」と名付けられたのは、夏野菜なのに冬まで日持ちするからなのです。
条件見さえよければ、もっと日持ちします。
消費期限
生鮮食料品は元々「賞味期限」や「消費期限」の表示義務がありません。
これらは「加工品」に表示することが義務付けられたものだからです。
⇒ なぜ、米や野菜、肉には賞味期限が表示されていないのか!?
冬瓜は生鮮食料品なので、これらの表示は必要ないのです。
このページでは生鮮食料品については、「どれくらい日持ちするか」と言う意味で賞味期限、消費期限を扱っています。
そのため、冬瓜に関しては「賞味期限=消費期限」と言えます。
常温保存できるか
冬瓜は常温保存可能です。
割る前は常温で保存しても内部の水分が抜けないので、常温でも保存できると言うのです。
割る前の冬瓜は、冷蔵保存すると水分が抜けるのが早くなるというデータもあります。
割る前は常温保存の方が適した保存方法と言えます。
冷蔵保存の場合
カットした冬瓜は常温保存ではあっという間に水分が抜けパサパサになってしまいます。
冬瓜は90%程度が水分だからです。
カットした場合は、ラップをするなどして水分が抜けないようにして冷蔵庫で保管します。
その際は、中心部の種とワタの部分は外します。
冷凍保存の場合
冬瓜は冷凍保存が可能です。
水分が90%の冬瓜なので、冷凍、解凍が円滑です。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
冬瓜は生鮮食料品なので、賞味期限がありません。
食べられるかどうかは消費者が見て判断します。
以下の消費期限をすぎたらをご覧ください。
消費期限を過ぎたらどうなるか
冬瓜は消費期限が過ぎたのを見極めるのが難しいです。
以下のようになると劣化が進んでいると言えます。
- 表面に黒い部分が出てくる
- 元々の大きさより痩せてくる(ミイラ化してしまう)
- 悪臭を放ち始める
時間の経過と共に種の周囲の空洞が大きくなってきます。
おいしく食べるには
「冬瓜は大名にむかせろ」と言う言葉があるくらい、皮を厚むきにした方がおいしいと言われています。
まとめ
冬瓜は割る前は、常温で2か月~3か月保存可能です。
これが賞味期限であり、消費期限と言えます。
カットしたものは2日~3日です。