モロヘイヤの賞味期限・消費期限・日持ちについて
モロヘイヤは刻んだ時に納豆やオクラの様にねばねばが出ます。
実はこの「ねばねば」 に栄養があり、夏バテ防止の効果が期待できます。
だからこそ、モロヘイヤは夏野菜としてメジャーです。
「モロヘイヤ」と言う言葉はアラビア語で「王様の野菜」という意味です。
その理由は、実は栄養素が豊富だからです。
モロヘイヤの栄養素
モロヘイヤには、身体の抵抗力を高めるβ-カロテンやビタミンCが含まれています。
その他、疲労回復を促すビタミンB1やビタミンB2、ビタミンEなどのビタミン類、そしてカルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラルが多く含まれています。
これは、栄養価が高いことで知られるホウレンソウやコマツナと比べても、栄養素は多く含まれているのです。
夏バテに効く
モロヘイヤは、ねばねば成分の「ムチン」が多く含まれています。
このねばねばは茹でたり、刻むと出てきます。
ムチンは、夏バテ防止成分です。
糖質とタンパク質からできた多糖質で、タンパク質の消化を促すと考えられ、消化不良や食欲不振を防いで夏バテ予防に役立つことが期待できます。
水分を吸収し胃や腸管を刺激することで便秘改善などを促し、コレステロールや血糖値の上昇、血圧を抑える働きなどがあります。
モロヘイヤは、高温の過酷な地域で育ちました。
活性酸素の働きを抑える抗酸化成分の「クロロゲン酸」や「ケルセチン」などのポリフェノールが豊富に含まれています。活性酸素を抑えると若くいられるアンチエージング効果もあります。
賞味期限
モロヘイヤの賞味期限は、2日~3日です。
モロヘイヤは葉と茎を食べる野菜です。
葉物全般に共通することですが、乾燥に弱く日持ちしません。
そのため、濡らしたキッチンペーパーなどを添えるなどして水分を補給しながら保存することで日持ちさせることが出来ます。
消費期限
モロヘイヤの消費期限は賞味期限と同じと考えてください。
元々、モロヘイヤの様に生鮮食料品には「賞味期限」、「消費期限」の表示義務はありません。
当サイトでは、目安として「賞味期限」「消費期限」をお知らせしています。
常温保存できるか
モロヘイヤは常温保存には適しません。
水分がどんどん失われ見るみる間に萎れてしまいます。
冷蔵保存の場合
モロヘイヤは冷蔵庫保存が適しています。
ただし、冷蔵室だとモロヘイヤには温度が低すぎます。
野菜室で保管するようにしましょう。
保存の際、濡らしたキッチンペーパーやガーゼをモロヘイヤを入れた袋やタッパーと一緒に入れ、保管するようにしてください。
冷凍保存の場合
モロヘイヤは冷凍が可能です。
冷凍すると約1か月間保管できます。
下茹でしてから冷凍すると日持ちします。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
生鮮食料品であるモロヘイヤには賞味期限は元々ありません。
消費期限を過ぎたらどうなるか
モロヘイヤは劣化と共に葉の色が黒くなってしまいます。
この時は、変色した部分だけ取り除けばまだ食べられます。
以下のような状態になると食べられなくなってしまいます。
それをもって消費期限としたいと思います。
- 異臭がする
- カビが生えている
- 萎れてしまっている
- 葉全体に変色が見られる
おいしく食べるには
モロヘイヤの種には毒があると言われています。
モロヘイヤの熟成した種子やサヤなどにはストロファンチジンという成分が含まれます。
これが強心剤のような成分なので、毒だと言われています。
実際は、収穫時には葉、茎などにはストロファンチジンは含まれません。
一般に流通しているモロヘイヤは栽培も管理されていますので、葉でも茎でも食べて全く問題ありません。
一部「歯だけを積んで食べましょう」と案内があるのは、単に茎が固めだからです。
まとめ
モロヘイヤの賞味期限は、2日~3日です。
冷凍すれば約1か月保管できます。
種には毒にもなりえる成分が含まれていますが、収穫時には含まれていません。
葉でも茎でも根でも安心して食べてよい。