551蓬莱の豚まん(肉まん)の賞味期限と本物・偽物3つの蓬莱と見分け方とは
大阪のおみやげの定番の一つは「豚まん(肉まん)」と言えます。
実は、大阪の豚まんと言えば1つではなかったのです。
2種類の豚まんがあり、会社はなんと3つあります。
地元の人でも意外と知らない3つの会社の2つの豚まんについてお知らせします。
おみやげにするとしたらどれが一番日持ちするのか賞味期限もお知らせします。
蓬莱の肉まんとは
蓬莱の肉まんとは、大阪で販売されている豚まんのことです。
全国的には「肉まん」、「中華まん」ですが、大阪など関西では「豚まん」と呼ばれています。
物としては同じものです。
蓬莱の豚まんと言えば「551蓬莱」のことを指す場合が多いです。
・・・と、言うのも、蓬莱とは会社が3種類もあります。
- 株式会社蓬莱 (これがおみやげで有名な豚まんの551蓬莱。冷凍豚まんは販売していない。楽天に出店していない。)
- 株式会社蓬莱本館 (楽天に出店。冷凍豚まんを販売)
- 株式会社蓬莱別館 (豚まんは出しておらず、現在は廃業(?))
蓬莱とは、1945年(昭和20年)創立の蓬莱食堂が起源です。
これは豚まんだけのお店ではなく、中華料理屋さんだったみたいですね。
その後、1964年(昭和39年)に創業メンバー3人がそれぞれ別の会社を設立します。
蓬莱の豚まんと賞味期限
株式会社蓬莱は、「551蓬莱」で有名な豚まん屋さんです。
豚まんに特化したようです。
豚まんを冷凍しないため、賞味期限は「要冷蔵にて製造日を含め5日間」とされています。
チルド品もありますが、賞味期限は変わりません。
豚まんは、いつもお店に行列ができています。
オンラインショップでは、焼売(シュウマイ)、焼き餃子、アイスキャンデー、なども扱っています。
店舗では、夏場にアイスキャンデーが売られていて、店舗から別ブースを準備してすぐに買えるように工夫されています。
ちなみに、「551」とは、蓬莱食堂時代の電話番号が551だったことから、「味もサービスも、ここがいちばんを目指そう!」という会社の目標の語呂合わせと言う説があります。
最近では、楽天市場でも通販を行う店(販売代理店?)が出てきましたが、あくまで冷凍はしないので、賞味期限は5日間です。
公式サイトでは、スーパーなどで売られている蓬莱の肉まんは551蓬莱の物ではないと言うことをトップに謳っています。
蓬莱本館との差別化を551で表していると思います。
蓬莱本館の豚まんと賞味期限
株式蓬莱本館は、中華レストランの経営、豚まんなどの冷蔵・冷凍食品をスーパーマーケットや生協、駅売店への卸売りと通信販売と手広く運営されています。
蓬莱本店は、冷蔵、チルドの他に冷凍の豚まんがあります。
そのため、ネット通販でも扱われていて、楽天市場などの「蓬莱」はほとんどが「蓬莱本館」の豚まんです。
冷凍のため賞味期限は1年間となっています。
蓬莱本館のサイトを見ても、「創業昭和20年」と書かれていて、前身の蓬莱食堂の期間間で入っています。
「蓬莱の本流はうちだ」と言っているようで商魂たくましく頼もしいお店と思います。
蓬莱別館
蓬莱別館は、どう探しても全く見つかりません。
大阪在住の人に聞いても、その存在すら知らなかったくらいです。
現在は廃業されていることが考えられます。
蓬莱の豚まんの本物・偽物
「蓬莱の豚まん」と言うと、「551蓬莱の豚まん」と「蓬莱本館の豚まん」の2種類があることをお知らせしました。
どちらも、蓬莱食堂の流れを汲むものですが、販売ルート、豚まんに対する考え方、材料、製法が違います。
それぞれにファンがいて、1方のファンは、もう1方のお店を「偽物」と呼びます。
結局は本物も偽物もないのです。
実は、歴史を紐解くと、2つのお店があり、別の商品であると言うことが分かります。
そして、その2社は別々の考えで商品に取り組んでいるため、違う商品になっているのです。
どちらがおいしくて、どちらが優れているかは、実際に消費者が食べて好きな方を選べばいいだけです。
あなたの好きな豚まんは「551蓬莱」ですか?
それとも「蓬莱本館」の豚まんですか?