【停電】冷凍庫の電気が止まったら中の食材はどれくらい食べられるか
2019年9月の台風で千葉県は大停電です。
そうなってくると、気になるのが「冷凍庫の中の食材はいつまで食べられるのか?」ではないでしょうか。
実際にトライしてみました。
電気が止まっても冷凍庫内はすぐに温度が上がらない
普通の冷凍庫の中は、-18℃になっています。
これは、電気が来ていて、コンプレッサーなど冷凍回路が稼働しているときのお話です。
電気が止まったからと言って、冷凍庫内はすぐに温度が上がるわけではありません。
冷凍庫の壁は「断熱材」と言って、外の温度を伝えにくい壁を使っています。
「冷やしてはなないけれど、すでに冷えているクーラーボックス」と言う程度になっています。
温度を上げない最も有効なことは「扉を開けないこと」です。
ちなみに、停電した場合、冷凍庫内が室温と同じ温度になるまでの時間は、24時間~48時間くらい。
条件によって変わります。
冷凍庫の扉を開けると、たった3秒で庫内は室温になってしまいます。
冷凍庫内にある食材が冷えているので、時間経過とともに室温よりは温度が下がります。
冷凍庫内のものはどれくらい日持ちするのか?
冷凍庫内のものが、どれくらい日持ちするのか試してみました。
まずは、最も条件が悪い状態のもの。
物は、冷凍ヨーグリーナ。
コンビニでも売られている、冷凍されたペットボトルです。
外気温30℃の時に、自動車内に置いてみました。
ペットボトル内の氷が、すべて水になるのに約2時間でした。
ちなみに、自動車の中の温度は57℃。
ダッシュボードは直射日光が当たっている状態でしたが、79℃になっていました。
冷凍ペットボトルは、運転席の椅子に置いていました。
冷凍食品は、お弁当用など自然解凍で食べるものがあります。
室内に置いていることを想定して、室温20℃でどれくらいで溶けるかを調べました。
ニチレイ からあげチキン
室温20℃で自然解凍まで約2時間。
ニチレイ 今川焼(あずき)
ニチレイ チーズカレー春巻
室温20℃で自然解凍まで約2時間。
ニチレイ そのまま使える高原育ちのブロッコリー
室温20℃で自然解凍まで約1時間30分。
調べてみると、ほとんどの冷凍食品は1時間30分~2時間程度で自然解凍できるようになっているようです。
ただ、これらは、お弁当用に小分けされているものです。
朝お弁当箱に詰めたら、お昼には食べられるようになっていると言うわけです。
ちなみに、情報が本当か、それぞれ買って試してみました(汗)
詳細は、別の機会にお知らせします。
それ以外の冷凍食品(食材など)は、お弁当シリーズよりは長持ちするのですが、2倍長持ちすると言うことはなく、3時間もしたら溶けてしまいます。
食べるもの以外は、停電とは言え常温よりは温度の低い冷凍庫に入れて、保管しましょう。