日持ちについて
日持ちについて、色々調べていると世の中の人が「日持ちについて」知りたいことが分かってきました。
今回は日持ちについて多くの方が知りたいことを全部お知らせします。
言葉としての「日持ち」
「日持ち」と言う言葉でかなり多くの方が悩むのが、言葉みたいです。
日持ち?
日保ち?
どっちが正解で、どっちが間違い??
正解は「どちらも正解」です。
「食物などが品質を保つ」と言う意味では「日保ち」の方がしっくりきそうです。
ところが、「日保ち」は常用漢字表外訓なのです。
一般的に使う字じゃないということです。
「大辞林 第三版」より
ひもち【日持ち・日保ち】
( 名 ) スル
食物が日数を経ても腐ったり変質したりしないこと。 「 -する菓子」
色々な辞書などでの扱い
日持ち
[名](スル)日数を経ても変質しないこと。
「―のいい菓子」「―しない切り花」
日持ち
( 名 ) スル 食物が日数を経ても腐ったり変質したりしないこと。
「 -する菓子」
デジタル大辞泉
日持(ち)/日保ち
[名](スル)日数を経ても変質しないこと。
「―のいい菓子」「―しない切り花」
三省堂WebDictionary
ひもち [日持ち] {日△保ち}
〈スル〉 食べ物の保存がきくこと.
現代国語表記辞典(三省堂)
日もち
英辞郎ontheWEB
日持ち
標準用字用例辞典(日本速記協会)
日もち
記者ハンドブック(共同通信社)
日持ち
最新用字用語ブック(時事通信社)
日持ち
朝日新聞の用語の手引(朝日新聞社)
日持ち
読売新聞用字用語の手引(読売新聞社)
日持ち
毎日新聞用語集(毎日新聞社)
日持ち
NHK新用字用語辞典(日本放送協会)
日もち
日本語の正しい表記と用語の辞典(講談社)
日持ち
21世紀日本語表記辞典(文英堂)
日もち
[illust_bubble subhead="疑問" align="right" color="red" badge="gimon" illst="nayami-w2-l"]日頃使う時は「日持ち」と「日保ち」どちらを使えばいいのかしら?[/illust_bubble]
[illust_bubble subhead="解決" align="left" color="green" badge="chumoku" illst="check-m2-l"]多くの辞書が「日持ち」と表記していますので、「日持ち」と書いたらいいと思います。心配な時は「日もち」としましょう。[/illust_bubble]
常備菜の日持ち
日持ちという言葉を考えたら、常備菜の日持ちが気になる方が多いようです。
常備菜(じょうびさい)とは、少しの時間で1つの食材に施す「野菜の下準備」のようなものです。
そして常備菜だけでもおかずになり、それだけで食卓へ並べることもできます。
冷蔵保存、冷凍保存のものがあり、正しい保存方法をしておけば、日持ちする上に、おいしさをキープすることができます。
野菜は冷蔵庫保存で3日~4日
いろいろ研究した結果、野菜は冷蔵庫で3日~4日日持ちします。
保存食に共通することは味が濃いこと。
きんぴらなどが良い例だと言えます。
下ごしらえすることで、冷凍することができるようになり、その結果1か月程度日持ちさせられるようになるものもあります。
⇒ 15分で作って1か月日持ちするおかず|キャベツとにんじんのコールスロー
賢く下ごしらえして、常備菜をストックしておくことで、調理時間の短縮と、料理のバラエティを増やすことができます。
日持ちするレシピ
「日持ち」と聞いて、人が思い浮かべるのが「日持ちするおかずのレシピ」みたいです。
その他「作り置きおかず」「日持ちおかず」「常備おかず」などが人気みたいです
実は、これらのレシピには共通点があります。
それは「どうやって日持ちさせるか」と言うノウハウです。
以下のような共通点があります。
容器で日持ちさせる
調理方法で日持ちさせる
中には、間違えた知識を持たれている方もおられるようです。
知ったかぶりして恥をかかないようにご注意ください。
ドレッシングの日持ち
なぜか、日持ちを気にする人は「ドレッシング」の日持ちを気にするようです。
ドレッシングは、どれくらい日持ちするのかがネット上では密かな話題になっています。
当然使っている材料によって賞味期限は異なります。
ざっくりと言うならば、1か月間くらいです。
だから、一人暮らしで「お得用ドレッシング」みたいなのを買ってしまうと、賞味期限どころか、消費期限まで迎えて、結局は無駄になってしまうと言う可能性があります。
ご注意ください。
基本的に、油は日持ちしませんし、日光に弱いです。
手作りのドレッシングは1日~2日で使いきってしまいましょう。
ゆでたまごの日持ち
ドレッシングの次に日持ちを気にするのが「ゆでたまご」の様です。
「生たまご」ではありません。
ゆでたまごがどれくらい日持ちするのかが話題です。
「ゆでたまごは冷蔵庫に入れたらどれくらい日持ちするのか!?」
「今日作ったゆでたまごは翌日のお弁当に入れても大丈夫か!?」
などが興味の中心の様です。
ちなみに、ゆでたまごは冷蔵庫に入れていても、3日程度しか日持ちしません。
早めに食べてしまいましょう。
生たまごの場合、表示してある「賞味期限」は生食で食べられる期間なので、火を通したらもっと長い期間安全に食べることが出来るのです。
本当は生まれてから1か月くらいは食べられます。
ただし、店頭に並ぶまでに流通の過程で2週間くらい経っていることが多いようです。
そのため、買ってきてから2週間くらい、賞味期限が過ぎてから10日くらいまでは火を通せば安全に食べられるのです。
一方、ゆでたまごは、殻が付いたままだと冷蔵保存で3日程度持ちますが、殻をむいた状態だと当日食べきる必要があります。
お弁当の件は、食中毒の原因となるサルモネラ菌の繁殖温度が、37度~40度くらいなので、夏場は絶対にNG!
秋冬は高温にならない環境だと分かっていればOKです。
ゆでたまごではなく、煮玉子にしたら5日~1週間程度日持ちしますので、お弁当に入れても安心です。
煮玉子も殻は剥かない方が安全に食べられます。
ちなみに、当サイトではたまごに関して以下のような実験も行いました。
たった8分でたまごをゆでたまごにする方法を確立しました!
「茹でている時転がさないと黄身は中心にこない」と言う噂の検証も行いました。
生花業界も「日持ち」を使う
花も考えてみたら「生もの」です。
生花業界でも「日持ち」と言う言葉を使うようです。
「花き日持ち品質管理認証制度」と言う物があるようです。
「『花き』ってなに?」と思ったら「花卉」と書いて「かき」と読むそうです。
戦後から使われてきた言葉で、字が難しいのとフォントの関係で本来の字が表示できないことがあるので「花き」と表示されていることが多いようです。
「花き」とは、双葉が開いた後、本葉が出始めている草を3つ並べた字を示していて、「もろもろの草」を意味し、草の総称とされています。
表示されない字だったり、一般的に使われなくなってきた言葉なので、最近では「草花」と言い替えることも多いようです。
「切り花の日持ち試験」なんて一般の人では耳慣れない試験もされているようです。
生花業界は意外に奥が深いのかも・・・