【たまごのアレルギー】たまごのアレルギーの3つの治療方法
たまごのアレルギーは、乳幼児に多いと言うデータがあります。
全乳幼児の10%がアレルギーを持っていると言われています。
たまごアレルギーだとわかった場合の、3つの治療法についてお知らせします。
たまごアレルギーの治療方法として、厚生労働省、健康局 がん・疾病対策課が出している資料に基づいてお知らせします。
自分や、自分の子供がたまごアレルギーだとわかった時の3つの対処法をお知らせします。
原因の回避、除去
アレルギー治療の第一歩は、原因物質を身体に入れないことです。
たまごアレルギーがわかったら、たまごを食べるのをやめましょう。
たまご自体だけではなく、食品にたまごが使われている場合もあります。
「原材料」の欄を見て「たまご」がないか確認しましょう。
たまごはアレルギー物質として、特別に表示してあることもあります。
たまごを使っていない場合は、「たまご不使用」など特別に書いてあることが多いので、それもチェックです。
減感作療法(抗原特異的免疫療法)
減感作療法(抗原特異的免疫療法)は、少量の抗原を徐々に増量しながら体内へ摂取させ、抗原特異的に過敏性を減少させる方法です。
簡単に言うと、アレルギーが出ないくらい少量を食べて、徐々に身体を慣らしていく方法です。
身体が慣れてきたら、少しづつ食べる量を増やしていき、身体が過剰に反応するのを抑えていきます。
ただ、この方法は乳幼児の場合は難しいです。
元々食べられる量が少ないので、少量を与えても過剰に反応が出てしまうことがあります。
この方法は、ある程度成長してからにしましょう。
アレルギーの可能性のある子も、離乳食はアレルギーのない事同じくらいの時期に始めましょう。
目安としては5ヵ月半~6ヵ月中です。
離乳食の目的としては、栄養を補うだけではありません。
母乳などの「液体」から栄養を取っていた赤ちゃんが、「固形物」を噛んで、飲み込み、そこから栄養を取る為の準備期間なのです。
当然子供ごとに差があります。
その子にあったペースで進めていきましょう。
早いのが良いわけではありません、勘違いしないようにしましょう。
薬物療法
3つ目の方法として、薬物療法があります。
コントローラー(予防維持薬)
疾患が具合が悪くなったり、発作を起こしたりするのを予防して、患者のQOL(生活の質)を維持するために、連日、長期間にわたって投与すします。
薬としては、抗アレルギー剤等を使います。
レリーバ-(対症救急薬)
アレルギー反応による充血や分泌亢進、かゆみなど急性の臨床症状を改善させます。
いわゆる、対処療法で、かゆみが出たら、かゆみ止めを塗る、などです。
たまごの場合、抗コリン薬などがあります。