たまごの賞味期限は信じてはいけない!たまごが安い理由とたまご業界の闇を暴露
たまごには賞味期限が表示されています。
たまごの賞味期限は2週間と他の記事でお知らせしていますが、これを鵜呑みにしてはいけないと言うお話をお知らせします。
たまごは安いのですが、その安い理由にも関わってきます。
たまごの賞味期限を信じてはいけない理由
たまごは「賞味期限」が表示されています。
パックにもたまごそれぞれにも表示されています。
「美味しく食べられる期間」です。
そのため、賞味期限が切れたたまごを捨てている場合は、次回からやめてください。
心配だったら加熱して食べてください。
もったいないので。
元々、たまごの賞味期限は、季節によって変わります。
スーパーなどでは、面倒なので一番短いのを採用して、絶対過ぎない様にさらに短くしたのが表示されています。
一番長いのは、冬場で賞味期限は57日。
春・秋で25日。
一番短い夏場でも16日となっています。
そもそも、「賞味期限」なので、生で食べられる期間が書かれています。
だから、賞味期限を過ぎても加熱して食べたら十分食べられます。
海外では、生で食べることを想定していないので、たまごの「消費期限」はかなり長く表示されています。
加熱すれば、どれくらい食べられるのかは、あまりデータがありません。
条件によって大きく違うからかもしれません。
そこで、上記の賞味期限を参考にしたらいいと思います。
夏場:16日
春・秋:25日
冬場:57日
あくまで目安です。
味や、見た目、などで判断されてください。
生のたまごを食べる危険性
たまごの食中毒で最も考えないといけないのは、「サルモネラ菌」です。
すべてのたまごは、サルモネラ菌が入っている可能性があります。
これを100%排除することは現在の技術ではできません。
たまごを買ったときに、サルモネラ菌が入っている確率は0.2%です。
2019年に農林水産省が、2030パックたまごを購入して、検査したところ、5パックからサルモネラ菌が出たという結果でした。
500パックに1パック、さらに10個のうちの1つからサルモネラ菌がでた計算なので、毎日たまごを10個食べていたとして、1/5000(=0.02%)と言う確率になると思います。
これがどれくらいの頻度かと言うと、以下のようなものを見るとイメージか付くかと思います。
他人に殺される確率 0.03%
野球場でホームランボールをキャッチする確率 0.026%
80年間買い続けてドリームジャンボ宝くじ1等が当たる確率:0.00797%
宝くじよりは当たりやすいようなので、一応知っておいた方が良いくらいでしょうか。
仮に、サルモネラ菌が入っていたとしても、繁殖していなければ食中毒になることはありません。
免疫力がすごく下がっているとか、お子さんとか、お年寄りとか、そういった方は注意が必要ですが。
サルモネラ菌は36℃くらいで一番繁殖します。
人間の身体の中が最も繁殖に適した温度帯と言う事実・・・
10℃以上では繁殖するので、冷蔵陳列してあるお店ならば、ほぼ大丈夫。
店頭で常温陳列しているものは、注意が必要です。
36℃にはならないでしょうが、10℃以上でしょうからね。
じわじわとサルモネラ菌が繁殖する可能性が・・・
ちなみに、陳列されている時だけ冷蔵されていて、バックヤードでは常温と言うお店もあるので、冷蔵陳列されていたら100%大丈夫という事もありません。
たまごが安い理由
スーパーのたまごって安いですよね。
たまごは60年以上価格がほとんどかわっていません。
たまごは、人気食材のためセールの時に目玉になります。
たまごだけに?
そこで、セールの時は、たまごメーカーにいつもより多く注文します。
このときメーカーでは、突然たくさんのたまごを出荷することができませんので、数日前からたまごをチルド保存でストックしているのです。
出荷時は、とれたてたまごと、数日ストックしたたまごが同じ日に、同じ賞味期限で出荷されるのです。
ちなみに、スーパーのたまごを買って来てもたまごは孵りません。