【冷凍保存の基礎知識】臭い移りの原因と対策は?
冷凍庫を開けると独特のにおいがすることがあります。
あまり良い臭いとは言えません。
しかも、2週間もしたら、その臭いが食材にも移ってしまいます。
その原因と対策をお知らせします。
冷凍室の臭い移りとは
冷凍室の臭い移りとは、家庭用の冷凍庫で色々な食材を冷凍するので、冷凍していても色々なにおいがしてくるのです。
また、食材から出たドリップや、ソースなどの液体が混ざったりして、臭いの原因となっています。
冷凍庫内に臭いが付いてしまうと、臭い移りがしやすい食材に移ってしまいます。
加熱しても、どうしても、食べるときに冷凍庫内の臭いを感じるようになってしまうのです。
臭いが移りやすい食材とは
臭い移りしやすい食材とは、臭いを吸収しやすい食材に事で、以下のようなものがあります。
- 食パン
- 氷
- 牛乳
- ご飯
シンプルな味のものは、臭い移りがしやすい傾向があります。
臭いが出やすい食材とは
臭いを吸収しやすい食材が臭い移りしやすい食材と言うことならば、その逆の臭いが出やすい食材とは、どんなものがあるでしょうか。
以下にお知らせします。
- ニラ
- ネギ
- ラッキョウ
- ニンニク
- 玉ネギ
これらの食材を冷凍する場合は、容器や専用のバッグに入れて冷凍するようにしましょう。
臭い移りの予防と対策
冷凍庫の臭い移りの予防と対策としては、以下のようなものがあります。
冷凍庫内をきれいに清掃する
まずは、臭いの元を断つ必要があります。
冷凍庫内をきれいに清掃します。
冷凍庫内のトレイや、製氷皿なども取り出して、洗剤で洗い、十分すすぎましょう。
冷凍庫内の温度を安定させる
温度が安定しないと、凍ったものが溶ける瞬間があります。
溶けるときは、一様に溶ける訳ではないので、一部が溶けて、くぼみができます。
そのくぼみに、臭いがたまってしまい、臭いが定着してしまいます。
防止策として、常に冷凍している温度で安定させると臭い移りが防止できます。
具体的には、冷凍庫のドアの開閉回数を減らすことで温度の変化を減らすことができるのです。
フリーザーバッグを使う
スーパーのレジのあと、袋詰めの時に使うビニール袋は薄く、臭いを通しやすいです。
冷凍用のフリーザーバッグは、圧手で臭いや液を外に漏らさないようになっています。
そのため、タダでもらうビニールではなく、専用のフリーザーバッグに入れて保存することで臭いを防止し、臭い移りを防止します。
出来るだけ早く食べてしまう
とても基本的なことですが、冷凍庫に食材を入れている期間を短くすることで臭い移りを防げます。
通常、2週間程度で冷蔵庫の臭いは移りますので、それよりも先に食べてしまうことで嫌な臭いを感じることなく食べることができます。