【注意!】加熱しても食中毒必至の「バラハタ」が「スジアラ」として売られていた件
2016年4月12日、東京の築地市場において食中毒必至の「バラハタ」(宮崎県沖で漁獲)が食用の高級魚「スジアラ」と誤って販売されていたことが判明しました!
見た目はそんなに似ているのか!?
調べてみました。
バラハタ(毒がある方の魚)
バラハタとはスズキ目・スズキ亜目・ハタ科・ハタ亜科に分類されるハタの一種。
「ハタ」なんですね。
全長60センチくらいで、大きいものだと80センチくらいになるそうです。
画像は日本テレビすっきりより
問題の毒は「シガテラ毒」と呼ばれるもので、プランクトンが持っている毒が原因とのこと。
食物連鎖で毒は集まっていき、「バラハタ」の体内には「シガテラ毒」が蓄積しています。
食べると食中毒になる可能性がある、と。
毒を持っていない個体もあるけれど、見た目には分からないそうです。
バラハタの毒
中毒症状は通常1時間~8時間ほどで発症するが、まれに2日程度かかることもある。
消化器系の症状:吐き気、下痢、腹痛が数日から数週間。
神経系の症状:不整脈、血圧低下、徐脈、めまい、頭痛や筋肉の痛み、麻痺、感覚異常。
この「感覚異常」と言うのがいよいよ怖いのです。
ドライアイスに触れて凍傷になったような感覚を味わう感覚異常を引き起こすそうです。
日本国内での死亡例は過去10年間はないけれど、食中毒は数件報告されている。
多くは沖縄で1997年~2006年の発生件数は33件、患者総数は103名。
沖縄ではスジアラの隣に置かれて普通に売られていることも・・・
バラハタの販売を禁止する法律はありません。
スジアラ(毒が無い高級魚の方)
全長1mくらいにまでなる大きな魚です。
年間通しておいしいそうで、料亭などで使われる。
バラハタとスジアラの見分け方
2種類の魚は見た目がそっくりです。
日本テレビのスッキリで紹介していましたが、尾びれで見分けがつくそうです。
沖縄などでは普通に売られているので、買う時は注意ですね。