刺身の賞味期限・消費期限・日持ちについて
刺身は生の食材をスライスしたものの総称です。
生なので、いつまで食べられるかが気になるところ。
賞味期限を過ぎたら捨てるべきなのか?
調べてみました。
刺身について
新鮮な刺身の見分け方
新鮮な刺身を見分ける判断は以下の2つです。
・血合い
血合いとは、魚の背骨周辺の色が少し暗い部分です。
血合いの色と身の色がはっきりしているものの方が新鮮です。
・身の色
白身の魚の場合、身が白いですので、白いものが新鮮です。
古くなってくると茶色くなってきます。
赤身の魚は、赤いものが新鮮です。
赤いものを選びます。
赤い汁のようなものが出ていたら、それは「ドリップ」と呼ばれるものです。
ここには「うまみ」が溶け出しています。
ドリップの出ていないものを選びましょう。
刺身の保存方法
刺身は冷蔵庫で保存します。
その時、冷蔵庫内の場合は風に当てられると乾燥してしまいます。
ラップなどで覆い、保管します。
刺身の賞味期限
刺身の賞味期限:1日【冷蔵保存】
刺身は生鮮食料品のため、魚の流通過程にかかる時間によって家庭で保管できる期間が変わります。
流通過程で時間がかかっていると、調理後の日持ちにも影響します。
また、「賞味期限」と言うのは、加工品に表示が義務付けられたもので、生鮮食料品には「賞味期限」「消費期限」がありません。
消費者が見て、まだ食べられる、もう食べられない、食べごろなどを判断します。
刺身は鮮度が命というくらい賞味期限がきになる食材のひとつです。
刺身の賞味期限は購入からだいたい1日くらいです。翌日には、生で食べるのは不安になるので、火を通してから食べるのがおすすめです。
刺身の消費期限
刺身の消費期限:2日【冷蔵保存】
刺身の消費期限はスーパーなどで購入した場合は、パックに表示されています。
表示されている期限を超えては生で食べないほうが無難です。
しかし、表示されている日時は「生で食べられる期間」です。
火を通して調理するなら、消費期限を2~3日過ぎていても大丈夫です。
しかし、食中毒などのリスクも考えると、購入後は生の場合は早めに使用するのがおすすめです。
刺身は常温保存できるか
刺身は常温保存可能です。
ただし、急激に劣化します。
刺身は常温で長期間保存するのは無理と考えたほうが無難です。
食べるために、常温でテーブルの上に置いたとしても、やはり2~3時間程度で鮮度が落ちてくるのがわかります。
刺身の保存は、基本冷蔵保存もしくな、保冷剤などを使用して、鮮度を落とさないようにしましょう。
刺身の冷蔵保存の場合
刺身は冷蔵保存可能です。
刺身の保存方法の基本が冷蔵保存です。
消費期限が記されたものなら消費期限以内で、冷蔵保存しておけば、刺身でそのまま生のまま食べる事ができます。
チルド室で保存すると食べるまで美味しく保存する事ができるので刺身など鮮度を保っていたいものはチルド室を活用するのがおすすめです。
刺身の場合、消費期限をすぎても火をいれて調理すれば、食べる事ができるので消費期限がすぎていても、処分せずに調理をして食べると美味しく食べる事ができます。
刺身の冷凍保存の場合
刺身は冷凍保存可能です。
刺身は冷凍で保存する事もできます。
この場合、いったん解凍して店頭に並んでいるものは、もう一度冷凍すると鮮度が落ちてしまい美味しく食べる事ができません。
一旦解凍された刺身は、購入後そのまま食べるのがおすすめです。
切りたての刺身やまだ冷凍したことのない刺身の柵は冷凍して保存する事ができます。
後にとっておきたい場合は、購入後すぐに冷凍しておくと便利に使う事ができます。
マグロの冷凍の場合は、-50℃以下の特別の冷凍庫でないと色が変わってきます。
家庭用の冷蔵庫は-20℃程度です。
どんなに大切に保存していても黒ずんでしまいます。
刺身が腐っているかの判断
刺身が腐っているかの判断として以下の3つのポイントがあります。
臭い
異臭がしている場合は、アウトです。
味
苦みやすっぱみがある場合はアウトです。
見た目
黒ずんでいたり、糸を引いていたらNGです。
刺身が腐っているかの判断は、見た目に糸を引いていたり、色が変色していたり、臭いが変化していたら傷んでいるので食べないようにしましょう。
生の魚なので、臭いもなく見た目にも変化がなくても、食中毒などのリスクが高くなります。
消費期限を大幅にすぎているものや、常温で長く放置していたものなどは、リスクを避けるためにも処分してしまいましょう。
刺身をおいしく食べるには
刺身を美味しく食べるのに、一番いいのは鮮度がいいときでしかも切り立てがおすすめです。
時間がたてばたつほど味も落ちてくるので、刺身は早く食べるのが一番と決めて食卓に並べるのがおすすめです。
まとめ
刺身の賞味期限:1日程度【冷蔵保存】
刺身の消費期限: 2日程度【冷蔵保存】
刺身は切ってしまうと日持ちがしないのではと考えがちです。
血や内臓の劣化が最も早いので、内臓がそのままの魚よりも長持ちするため、刺身は冷蔵保存もしくは、切りたてですぐに食べない場合は、すぐに冷蔵保存と考えておきましょう。