日持ち?日保ち?日持ちする料理について
「ひもちする」と言いますが、漢字はどんな風に書くのでしょうか?
「日持ち」が正しいのか、「日保ち」が正しいのか?
調べてみました。
さらに日持ちするおかずや料理についてお知らせします。
「ひもち」は漢字でどう書くのか
「ひもち」の意味は以下です。
食物がくさらずに、ある期間もつこと。 「―のいい食品」
字について、ここで色々な意見や説があるようですが、ここで終止符を打ちます!
三省堂の「大辞林」によると
ひもち【日持ち・日保ち】
となっています。
つまり、字としては、どちらでもOK
今後日持ちについては、どちらでもOKです。
胸を張って書きましょう。
○ 日持ち
○ 日保ち
なんとなく「日保ち」の方が、保つ感じがしますが、「保つ」で「もつ」って漢字変換では出てきません。
「保つ」は常用漢字表外訓なのです。
要するに「あんまり一般的な使い方ではない」、と言うことです。
三省堂 大辞林
食物が日数を経ても腐ったり変質したりしないこと。 「 -する菓子」
思っていた以上に「日持ち」の意味を気にして調べる方が多いようです。
日持ちする食品、メニュー
それでは、次に日持ちする食品を見てみます。
日持ちする食品やメニューをお知らせしたいと思います。
通常のお惣菜などの場合、日持ちすると言ってもせいぜい2日~3日です。
長期間食べるためには、長期間日持ちする秘密が必要です。
日持ちする食品、メニューについて共通する点を見つけましたので、以下にお知らせします。
冷蔵庫で保存
一番基本的かもしれませんが、冷蔵庫で保管することで温度を下げ雑菌の繁殖を遅らせ日持ちさせる方法です。
これは、基本的にどんな食品、メニューでも常温に比べ日持ちします。
例として、肉みそ、牛肉とゴボウのしぐれ煮、ひじきの煮物、カツオのしぐれ煮など。
温度的に10度を超えると菌が繁殖しやすくなるのです。
一般的な冷蔵庫の温度は2度~5度くらい。
冷蔵庫で保管したら菌が繁殖しにくいので、日持ちするのです。
※冷蔵庫内の乾燥には注意。
塩や酢で長持ち
塩分濃度を上げることで日持ちさせる方法です。
冷蔵庫保存と併用することでさらに日持ちします。
例としては、大根の葉の漬物、たくわん、梅干し、酢の物、マリネ
梅干しは昔ながらの作り方だったら、なんと100年以上持つのだとか。
[icon image="arrow2-r"] 梅干しの賞味期限
塩分濃度が高いと菌が繁殖できないのです。
塩分濃度が18%以上になると腐りにくくなると言われています。
羊羹などは形式的に賞味期限3年、などと書いてありますが、実は10年以上日持ちするのだとか。
洋館の老舗「とらや」のサイトに記載がありました。
空気を遮断して長期保存
ズバリ真空パックです。
空気との接触を遮断して酸化を抑える方法です。
従来、真空パックの機械と言ったら高額で、手間も多くて、難しい印象でした。
ところが、最近は安くて簡単なものが出現しています!
しかも、効果は本格的で真空パックなしと比べて5倍日持ちします。
[icon image="arrow2-r"] 安くて簡単な真空パック
金属だとわかりやすいと思いますが、「錆びる」という現象は、食品で起きたら「腐る」と言う現象です。
専門的に言うと「酸化」です。
酸素と結合することを酸化と言います。
酸素と触れさせないことで、酸化を防ぐことができます。
まとめ
「日持ち」と「日保ち」では、どちらの字が正しいと言うことで、多くの方に持論があるようですが、「どっちも正しい」が正解です。
常用漢字を使うと「日持ち」と書きます。
日持ちの意味は、「腐ったり変質しないこと」。
食品を日持ちさせるコツは、大きく分けると3つの方法があります。
温度を10度以下に保つ → 冷蔵庫が有効
濃度を上げる → 砂糖、塩、など
酸素に触れさせない → 真空パック
冷蔵庫での低温保存に向かない食品などもありますので、なんでも冷蔵庫に入れればOKと言うわけではないのですね。