浅漬けの賞味期限・消費期限・日持ち・保存方法とは
浅漬けは、漬物なのでそんなにたくさん食べるものではありません。
ところが、作るときは1口分とか、2口分とか、そんな量では作りません。
どれくらい日持ちするのか知っておいた方が無駄にせずに済みそうです。
正しい保存方法についても併せてお知らせします。
浅漬けについて
浅漬け(あさづけ)は、きゅうり、大根、茄子などの野菜をぬか床につけたり、単に調味液に短時間漬けた漬物のことです。
一夜漬け、即席漬け、お新香(おしんこ)など別名もあります。
元々は、ぬか床に短時間漬けたものが「浅漬け」でしたが、最近では専用の調味液が販売されています。
野菜を切って、袋に野菜と浅漬けの元(調味液)を入れて揉むだけで簡単に浅漬けができるようになっています。
ぬか床を使った漬物だと、野菜の色が変わることが多いですが、浅漬けは発酵しないので、野菜の鮮やかさが活きている食べ方と言えます。
浅漬けの賞味期限・消費期限
浅漬けの賞味/消費期限:1日~2日間
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浅漬けは、作成から概ね5日以内に寿命を迎える食品です。
そのため、「消費期限」が適用されます。
ただ、これは加工食品に適用される法律です。
家庭で作った場合は、そう言った表示などないので、1日~2日くらいで食べきるように心がけましょう。
調味液に漬けるタイプの場合は、予め食べる量を予想して漬けるようにしましょう
ぬか床につけるタイプの場合は、食べる分だけぬかから揚げて、それ以外は古漬けにして、できるだけ残らないようにしましょう。
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浅漬けの保存方法
浅漬けは常温保存できるか
浅漬けは常温保存に適しません。
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浅漬けは、常温保存NGです。
食べる分だけ冷蔵庫から出して、本体は冷蔵庫で保管するようにすると劣化が最小限になります。
浅漬けの冷蔵保存
浅漬けは冷蔵保存可能です。
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基本的に浅漬けは、冷蔵庫で保管します。
15℃以下で保管すると菌の繁殖がおさえられます。
冷蔵庫での保管で2日~3日は日持ちします。
過去に何度か、浅漬けで食中毒の事故がありました。
野菜が土に植えられているときの肥料である堆肥が原因と考えられています。
そのため、腸管出血性大腸菌O157による食中毒になったのです。
ぬか床に着けている間には、乳酸菌が増えるのですが、乳酸菌はO157の増殖を抑えることが分かっていて、食中毒になりにいです。
浅漬けの冷凍保存
浅漬けは冷凍保存可能ですがお勧めしません。
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浅漬けは、長期保存する必要があれば、冷凍保存可能です。
冷凍しても乳酸菌は死滅しないことが分かっているので、ぬか床につけた浅漬けもその良さを殺すことはありません。
しかし、野菜のみずみずしさを生かしたのが浅漬けなのですが、冷凍することで冷凍前の食感が劣化します。
大根、きゅうり、なす、などは、冷凍により解凍後、見た目も食感がフニャフニャになってしまいます。
白菜など葉物は、見た目的にはほとんど変わりませんが、食感はやはりかなり落ちます。
冷凍する場合は、できるだけ水分を切った状態でフリーザーバッグなどに入れ、冷凍します。
こうすることで、劣化を最小限に抑えられるうえでに、冷凍庫内の他の食材への匂い移りをおさえることができます。
冷凍した場合は、(食感の劣化を気にしなければ)約1か月程度日持ちします。
浅漬けをおいしく食べる方法
浅漬けは、漬ける野菜によって食感も味も違う味を楽しめます。
一般的には、白菜の浅漬けや、きゅうりの浅漬けがメジャーです。
なす、かぶ、などは味が凝縮しておいしくなります。
ニンジンなどは、生の時よりはやわらかくなるのですが、食感は生きているので歯ごたえも楽しいです。
生姜やミョウガなどは少し大人の味で、病みつきになる浅漬けになります。
まとめ
浅漬けの賞味期限、消費期限:2日~3日間【冷蔵保存】
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浅漬けは、食中毒に注意しましょう。