手作り麦茶は冷蔵庫で何日持つのか調べ上げた|最適保存方法とは
手作りの麦茶を冷蔵庫に入れたままだとどのくらい日持ちするのか?
2日~3日経過したら飲んで大丈夫かどうか気になりますよね。
心配になった時のために、徹底的に調べ上げました。
以下にお知らせします。
しかも、最適な保存方法についてもお知らせします。
手作り麦茶の賞味期限/消費期限について
家庭で作ったお茶の場合、賞味期限も消費期限もありません。
賞味期限や消費期限は、お店で売っているような商品、加工食品に表示することが義務付けられたものだからです。
家庭で作った麦茶は冷蔵庫で保存して5日間くらい日持ちします。
麦茶が何日持つかと言うのは、割と重要な問題みたいで、色々な人や、色々な会社が独自の方法で調査しているようです。
中でもかなり信ぴょう性が高かったのが、コープ九州の会員用の会報に載っていたデータです。
3種類のデータがあります。
お茶を沸かして常温で粗熱を取とる
一番条件が悪い水色の線は、煮出したお茶を常温で粗熱を取って、その後冷蔵庫に入れたものです。
お茶を作って、2日を過ぎたころから菌が繁殖していきます。
菌が一定以上になったら、食中毒となってしまうでしょう。
その境を「1ml当たりの菌の量が10万個」としてありました。
実際はもう少し大丈夫かもしれませんが、子供や年配者は抵抗力が低いです。
そのため、この辺りを境の線(しきい値)とします。
5日~6日くらいで菌の量がしきい値を超えます。
お茶を沸かしたら、常温で冷ましたらダメだということです。
とはいえ、この方法で麦茶を作っている家庭もあると思いますので、その時は5日を目安にしましょう。
水にこだわった麦茶づくり
もっと日持ちするように考えると、水にこだわってみます。
赤の線は、市販のペットボトルの水にお茶の水出し用パックを入れてその後冷やしたもの。
水はペットボトルを使うので、菌の量は一定以下です。
そこに、お茶の水だしパックを入れて冷やした麦茶です。
3日くらいから菌の繁殖が増えていきます。
8日~9日くらいで一定量を超えます。
8日くらいを目安にしましょう。
保存は冷蔵庫です。
最適な麦茶の保存方法
緑の線は、煮出したお茶で、やかんごと水を張った桶に入れて冷やしたもの。
今回の実験では、唯一麦茶を作ってから8日経過してもほとんど菌が増殖していません。
安全に日持ちさせるためには、お茶のパックを煮だします。
通常の菌は75℃以上で1分間以上加熱することでほとんどが死滅します。
カレーなどの場合は、ウェルシュ菌が生き残る可能性があります。
条件によりますが。
水の場合、沸騰させたらほぼ完全に菌を死滅させることができます。
そして、冷やす過程でやかんごと水で冷やすことで、菌の繁殖は最小限に抑えられます。
その後冷蔵庫で保管する方法がもっとも日持ちするのです。
ペットボトルのお茶の日持ち
市販のペットボトルのお茶の場合は、9か月~1年間日持ちします。
それは、製造過程で菌に触れない環境で作っていることが大きいです。
だから、開栓したら数日で飲み切る必要があり、口を付けて飲んだら3~4時間くらいの間に飲み切らないと口の中の菌がペットボトルに入り繁殖してしまいます。
そのお茶を飲むことで食中毒になるのです。