黒豆の賞味期限・消費期限・日持ちについて
お節料理の時以外ほとんど見ませんが、お節料理には欠かせない料理だと思います。
水で戻す前の乾燥黒豆、水で戻した黒豆、煮た黒豆で日持ちが変わってきます。
それぞれについてお知らせします。
黒豆について
黒豆は大豆の品種のひとつです。
黒大豆、ぶどう豆とも呼ばれます。
主に煮豆として食べられていて、おせち料理には欠かせない一品です。
黒くなるまでマメ(=豆)に働けるようにとの願いが込められている。
いつまでも勤勉に働けるようにと言う願いが込められています。
自家製の黒豆みそ、黒きな粉、黒豆乳や黒豆ごはんなどにも調理されています。
食物繊維が多いとされています。
れんこんやごぼうの約2倍~3倍の量が含まれています。
鉄分は食品の中でもトップレベルの量と言ってもいいほどです。
賞味期限
水で戻す前の乾燥黒豆の賞味期限:1年【常温保存】
水で戻した黒豆の賞味期限:1か月【冷蔵保存】
煮た黒豆の賞味期限:7日くらい【冷蔵保存】
乾燥の黒豆は、収穫後乾燥させています。
直射日光を避け、冷暗所では常温保存でも1年以上日持ちします。
水で戻すと冷蔵庫での保存が必要です。
煮た黒豆は、概ね7日くらいは日持ちします。
日持ちさせるためには砂糖を利かせることです。
糖度が18%以上になるとかなり長期で日持ちします。
ただ、かなり甘くなるので最近の減砂糖の味付けから考えたら甘すぎるかもしれません。
消費期限
水で戻す前の乾燥黒豆の賞味期限:2年【常温保存】
水で戻した黒豆の賞味期限:1か月半【冷蔵保存】
煮た黒豆の賞味期限:10日くらい【冷蔵保存】
乾燥した黒豆は、カビなどが生えない限り、2年から状態が良ければ3年でも日持ちします。
水で戻すと劣化が早くなるので、消費期限は賞味期限の1.5倍くらいが限界と言えます。
煮た黒豆は、10日くらいは日持ちしますが、砂糖の利かせ具合によって異なります。
甘納豆になると5か月から6か月日持ちします。
常温保存できるか
黒豆を常温保存するとき、煮る前の乾燥したものが最適です。
水で戻したり、煮てしまった黒豆は常温保存には不向きです。
冷蔵保存の場合
黒豆は冷蔵保存に適しています。
水で戻したものや水煮のもの、煮てしまったものは冷蔵庫での保存が基本です。
冷凍保存の場合
黒豆は冷凍は可能ですが、冷凍してしまうと風味が落ち、触感が悪くなってしまいます。
そのほか、黒豆は独特の価値観として「しわが寄っていない」というのが良いものとされていますが、冷凍すると皮が取れてしまうこともあります。
糖度を上げて常温保存する方がおいしく食べられるといえます。
そのためか、冷凍の黒豆というのは通信販売などでもほとんどありません。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
賞味期限切れの場合は問題なく食べることが出来ます。
「賞味期限」と言う物はメーカーが保証するおいしく食べられる期間です。
賞味期限切れ後は風味が落ちる可能性がありますが、食べることは可能です。
ただし、保存方法は表示の正しい方法で保存されている必要があります。
消費期限を過ぎたらどうなるか
黒豆は消費期限が過ぎると、以下のようになってしまいます。
見た目
糸を引いている
カビが生えている
臭い
酸っぱい臭いがする
味
苦い
変な味がする
おいしく食べるには
黒豆を水につける時に注意する点として、鉄製の鍋を使うようにしてください。
これで、黒豆の黒い色が流れ落ちることなくおいしそうに仕上がります。
鉄製の鍋がなければ、錆びた釘をいっしょに入れてるだけでも同様の効果が得られます。
まとめ
黒豆は長期保存するためには、乾燥させた水に戻す前の豆の状態で保管します。
水で戻す前の乾燥黒豆の賞味期限:1年【常温保存】
甘く煮るために水で戻したり、味をつける場合は、保存できる期間が短くなるので以下を参考にされてください。
水で戻した黒豆の賞味期限:1か月半【冷蔵保存】
煮た黒豆の賞味期限:10日くらい【冷蔵保存】
黒豆を煮るときは、鉄鍋を使うか、釘など鉄を入れて煮るときれいに煮ることができます。
糖度18%以上にすると1か月くらい十分日持ちしますが、通常は10日くらいに留めておきましょう。