ゴーヤ(郷陽)ニガウリ(苦瓜)ツルレイシ(蔓茘枝)の賞味期限・消費期限・日持ちについて
ゴーヤ(郷陽)、ニガウリ(苦瓜)、ツルレイシ(蔓茘枝)の違いをご存知ですか?
違いも何も同じものです。
それぞれの名前の違いやどれくらい日持ちするかについて調べました。
一般的な植物の呼称だと考えてください。
表面がイボイボになっていることと、完熟すると甘くなる点がライチ(レイシ)に似ていることからこう呼ばれます。
ウリ科の植物であることと、苦いのが特徴であることから「ニガウリ(苦瓜)」とも呼ばれています。
「ゴーヤ」は沖縄でこう呼ばれています。一時期の沖縄ブームで「ゴーヤ」と言う名称が広まったため、最近ではこちらの方が一般的かもしれません。
賞味期限
栄養も豊富でバランスが良く、ビタミン・ミネラル・カロテンなどバランス良く摂ることができる長寿の地、沖縄の野菜としてふさわしい野菜です。
育てるときは、ほおっておいても勝手に育つと言われるくらい簡単に育つ野菜ですが、鮮度は落ちやすく、栄養素もすぐに低下してしまいます。
保存する際は、中の種とワタを取り除くことをおすすめします。
丸々1本のゴーヤの賞味期限は、1日~2日です。
種とワタを取って冷蔵庫に保存した場合は約1週間日持ちします。
長手方向に包丁で割って、スプーンなどを使って、種とワタを取ると取りやすいです。
消費期限
丸々1本の ゴーヤの消費期限は、2~3日程度です。
種とワタを取り除いた状態で冷蔵庫の野菜室で保管した場合の消費期限は1週間から10日程度です。
常温保存できるか
ゴーヤは常温保存には向きません。
ツルから切った時点で劣化が始まります。
乾燥させたものの場合、常温保存ができます。
乾燥させたものは、お茶としても販売されています。
冷蔵保存の場合
ゴーヤは冷蔵保存に適しています。
ゴーヤは長手方向に2つに切って、種とワタを外して保存することをお勧めします。
料理の時には、三日月切りにすると思いますが保存の際はスライスまではしないで保存をした方が日持ちします。
冷凍保存の場合
ゴーヤは冷凍することが可能です。
冷凍したら約1か月日持ちします。
長手方向に2つに割って、種とワタを取り、三日月切りにして冷凍します。
料理に使うときは、解凍せずにそのまま加熱します。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
生鮮食料品には賞味期限の表示義務はありません。
⇒ なぜ、米や野菜、肉には賞味期限が表示されていないのか!?
生鮮食料品については、いつまで食べられるかを判断するのは消費者です。
消費期限を過ぎたらどうなるか
ゴーヤの場合、時間経過と共に見た目や味に変化があります。
食べられるもの、食べられないものは以下にお知らせします。
食べられる変化
時間経過と共に色が黄色になってきます。一部、もしくは全体が黄色くなっても食べられます。
これは「追熟」です。
種が赤くなっている。ゴーヤは熟すと種が赤くなります。これも熟した証拠なので食べられます。
ちなみに、赤い種の周囲は甘くなっています。
食べられない変化
以下の様な場合は、食べないほうが良いでしょう。
- 異臭がする。
- ぶよぶよしている。
- 黒くなってきている。
- 表面がパサパサになっている
- カビが生えている
おいしく食べるには
ゴーヤは種を外してから料理すると苦味が抑えられます。
ゴーヤチャンプルーなどにする際、種まで入れるとかなり苦くなります。
選ぶときは、濃い緑色のものを選ぶといいでしょう。
イボイボがはっきりしている。
同じくらいの大きさならば、重たい方を選ぶ。
太いものを選ぶ。
このようにしておいしいゴーヤを選ぶことでおいしい料理にできると思います。
まとめ
ゴーヤは栄養が劣化しやすいです。
保存の際は長手方向に2つに割って、種とワタを取り除いたものを冷蔵庫の野菜室で保存します。
種やワタとをって保存した場合、賞味期限1週間程度。
消費期限は1週間から10日程度。
丸々1本を保存する場合は、賞味期限は1日~2日。
消費期限は2日~3日程度。