【主婦必見】冷蔵庫に保管したら何でも日持ちするのか!?
食品を保存するときは「冷蔵庫に入れる」。
基本です。
でも、ちょっと待ってください。
冷蔵庫は時間を止める装置ではありません。
なぜ、冷蔵庫に入れると日持ちするのか、逆に冷蔵庫に入れたらいけない食材とは!?
こちらでお知らせします。
冷蔵庫で食品が長持ちする理由
冷蔵庫で食品が長持ちする理由からお知らせします。
第一に雑菌の繁殖を抑える、と言うのがあります。
多くの菌は、10度以上になると増えていきます。
冷蔵庫の冷蔵室の温度は、2度~5度くらいです。
そのため、菌の繁殖を最小限に抑えるのです。
冷蔵庫で保管した方が良いもの
冷蔵庫で保管すると、常温よりも日持ちする食材があります。
その理由も分かりやすくお知らせします。
肉類
冷蔵庫(2度~5度くらい)で冷やした方が良いものは、主に肉類です。
肉類には少なからず雑菌がついてしまいます。
温度によっては、菌が繁殖して食中毒の原因となります。
菌が繁殖しにくい10度以下で冷蔵保存した方が日持ちします。
おかず(お惣菜)
調理済みのおかず(お惣菜)も冷蔵庫に入れて保管したいところです。
加熱調理時に、一般的な雑菌は死滅している可能性が高いですが、その後も空気に触れているわけですし、メニューによっては手で触れていることもあります。
そこからでも菌は繁殖します。
粗熱を取ったら冷蔵庫で保管しましょう。
冷蔵庫内は、思っている以上に風が吹いています。
そのため、お惣菜をそのまま冷蔵庫に入れてしまうと乾燥してしまいます。
だから、ふたができる容器に入れて保存するか、お皿の場合は、ラップをするなどして乾燥を避ける必要があります。
お惣菜の臭いが他の食材に移らないと言うメリットもあります。
卵(たまご、玉子)
卵は、10度程度で保存した方が、安全においしく食べられます。
10度で保管した卵は、産まれてから約60日生食できると言うデータもあります。
スーパーの卵の場合、もっと賞味期限(消費期限)が短く設定されていると思います。
これは流通過程で経過する時間と、安全のマージン(余裕)を十分に取った日にちが刻印されているからです。
さて、冷蔵庫の庫内温度は2度~5度くらいとお知らせしました。
卵の最適保存温度は10度くらいなので、少し温度が低すぎます。
そのため、冷蔵庫内であまり冷えにくいドアポケットに卵入れがあるのです。
ドアポケット周辺の温度は約10度くらいです。
冷蔵庫内の温度はどこも一定ではないのです。
牛乳
牛乳類の保存方法は、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」で、10℃以下で冷蔵保存するよう定められています。
家庭でも冷蔵庫での保管が必要です。
冷蔵庫内温度は、2度~5度くらいなので、冷えが少し弱いドアポケットに牛乳入れがあるのです。
冷蔵庫に入れたら良くないもの
「冷蔵庫に入れた方が良いもの」があるのだから、「冷蔵庫に入れない方が良いもの」もあります。
ご飯
ご飯は冷蔵にむきません。
ご飯を炊いて、せっかくアルファ化したでんぷんが、冷えてまた米の状態に少し戻ります。
ご飯を保存する場合は、小分けして冷凍してしまいましょう。
和菓子
和菓子は基本的に常温保存です。
冷蔵庫に入れると、お餅などは固くなってしまいます。