もち麦の賞味期限・消費期限・日持ち|ダイエット効果も
最近テレビなどでも盛んに取り上げられるようになり、「もち麦」が注目されています。
単なる「麦」ではありません。
「もち米」でもありません。
「もち麦」です。
もち麦の日持ちとダイエット効果についてお知らせします。
もち麦とは
「もち麦」とは、大麦の一種で持ち性を持った穀物です。
1万年前は既に人間が食べていたと言います。
色々と特徴はありますが、食感としてはプチプチとしていて楽しい食感をしています。
栄養素としてのもち麦が注目されている理由の人です。
食物繊維が豊富で、βグルカン(べーたぐるかん)が豊富なのです。
食物繊維は腸内の老廃物を体外に排出させる効果があります。
また、βグルカンは免疫力を上げると言われ、注目されています。
病院で感染症を起こしやすい大きな手術を受ける患者に食事として与えられると感染症が抑えられたと言う結果もあります。
さらに、βグルカンは当の吸収を抑える働きがあり、食後の血糖値の上昇を緩やかにします。
「セカンドミール」と言う効果も期待されています。
つまり、朝食でもち麦を食べると、朝の血糖値の上昇が抑えられ、昼食の血糖値の上昇まで抑えられると言うのです。
健康、医療と注目のもち麦。
その食べ方と保存方法、日持ちについても知っておきましょう。
もち麦について
もち麦の保存方法
もち麦は穀類です。
直射日光、高温多湿を避けて、冷暗所で保管します。
密閉容器などに入れて、冷蔵庫で保存したらなお良いです。
穀類なので、10度前後で保管するのが最適です。
冷蔵室ではなく、野菜室に保管した方が温度帯としてはマッチしています。
もち麦の旬
もち麦の旬は5月~8月くらいです。
概ね夏から秋くらいにかけてとお考えください。
日本列島は長いので、旬は九州の方から来て北海道まで順々にわたっていきます。
賞味期限
もち麦の賞味期限と言うのはありません。
もち麦は生鮮食料品です。
「賞味期限」と言うのは加工品に義務付けられた期間です。
消費期限
消費期限とは賞味期限と同様に加工品に表示が義務付けられたものです。
お弁当のように5日以内に劣化して食べられなくなるものに表示されています。
もち麦は生鮮食料品なので、消費期限は記載されていません。
常温保存できるか
もち麦は常温保存可能です。
ただし、直射日光を避け、高温多湿も避けられる風通しのいい場所で保管することをお勧めします。
冷蔵保存の場合
もち麦は冷蔵庫での保管の方が適しています。
10度前後での保管が最適ですので、冷蔵室よりも野菜室の方が適していると言えます。
テレビでも紹介されているもち麦
冷凍保存の場合
もち麦は冷凍保存も可能です。
ただ、保有水分量が米同様に15%前後で水分があまりありません。
そのため、冷凍庫内でも凍っているように見えないのです。
「低い温度での保存」と言う状態で、細胞の破壊もありませんし、味の劣化もありません。
解凍作業などなく、そのまま通常通り炊いておいしく食べることが出来ます。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
もち麦は生鮮食料品のため、流通過程にかかる時間によって家庭で保管できる期間が変わります。
また、「賞味期限」と言うのは、加工品に表示が義務付けられたもので、生鮮食料品には「賞味期限」「消費期限」がありません。
消費者が見て、まだ食べられる、もう食べられない、食べごろなどを判断します。
消費期限を過ぎたらどうなるか
もち麦は基本的に腐りません。
しかし、長期保存していると段々臭いがしてきます。
臭いがしてきたら食べるのを控えた方がいいでしょう。
おいしく食べるには
もち麦の炊き方は、実はそんなに難しくありません。
袋に炊き方が書いてあるのです。
お米と同じように炊くと、水分が足りずがちがちのご飯になってしまいます。
間違いとして最も多いのが通常のお米に対応した分量で水を入れ、そこにもち麦を追加するケースです。
ダイエットに聞くと言う「もち麦」と言う健康食品をご飯に添加するイメージでしょうか。
ところが、もち麦は穀物です。
お米と同様に水が必要です。
もち麦を追加した場合は、それに対応した水の量を追加してください。
お米1合にもち麦を50g程度入れた場合、水を100ml追加します。
これで1.5合炊けると言う塩梅です。
お米2合の場合は、100gのもち麦を追加。水を200ml追加。
上記よりも少し水を大目にした方が、もち麦のもちもち感が出てきますのでお好みで調節してください。
お米ともち麦の割合はお好みで。
最初は慣れないかもしれませんが、味に慣れてきたら1:1くらいにしてもおいしく食べられます。
先にもち麦だけ炊いて、おにぎり状にして冷凍しておくと色々な料理にも使えます。
冷凍しておけば約1か月は余裕で日持ちします。
まとめ
もち麦は、免疫力アップとダイエットなどその効果に注目が集まっている穀物です。
生鮮食料品なので、賞味期限も消費期限もありませんが、冷蔵庫での保存では1年以上日持ちします。
臭いが出てきたら注意が必要です。
少し炊き方と水の分量に注意が必要ですが、慣れたらおいしくモチモチ、ぷちぷちした食感を楽しめます。
楽しみながら、おいしくダイエットをして、免疫力向上と健康にも気を付けましょう。