天ぷらの賞味期限・消費期限・日持ちについて
天ぷらとは、油で揚げるので「ちょっとだけ作る」と言うことは非効率的です。
そのため、一度にたくさん作りすぎてしまうことがあります。
どのくらい日持ちするのか、賞味期限・消費期限、と最適な保存方法をお知らせします。
天ぷらについて
天ぷらは、魚介類や野菜等の食材を、小麦粉、卵などの衣で包み、高温の油で揚げて調理する日本料理です。
「江戸の三味」の一つとされていて、江戸(東京)の郷土料理です。
現在では全国的に親しまれている料理です。
元々は屋台料理だったようです。
野菜だけの天ぷらは、単に揚げ物とも呼ぶこともあります。
精進料理を元とする野菜の天ぷらは精進揚げ(しょうじんあげ、しょうじあげ)と呼ぶことがあります。
家庭料理としては、大量に油を使うので何度も小分けして調理すると非効率で、光熱費がかさむので、一度に調理してしまうことがほとんど。
天ぷらの賞味期限
天ぷらの賞味期限:半日程度
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天ぷらの賞味期限(=美味しく食べられる期間)は半日程度です。
揚げて少ししたら、表面カリカリの良い歯ごたえですが、時間経過とともに水分を吸ってへにゃへにゃになってしまします。
揚げたてが一番おいしいと言えます。
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天ぷらの消費期限
天ぷらの消費期限:1日間
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家庭で調理した天ぷらは、調理日+1日くらいが限界だと言えます。
水分があるので、長期保存はできません。
また、油で揚げることから酸化も早まります。
寿命は調理から5日以内なので、「消費期限」が使われることがほとんどです。
ほっともっとの天ぷら(天丼弁当)も消費期限は約1日となっています。
天ぷらは常温保存できるか
天ぷらは常温保存可能です。
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天ぷらは常温保存可能です。
カラッと揚がれば揚がるほど、衣から水分は抜けますが、時間経過とともに水分を吸ってしまいます。
衣がべちゃっとなるのは、それが原因です。
酸化を防ぐ方法として、粗熱が取れた時点でお皿に天ぷらを乗せて、ラップをする方法があります。
ただし、この場合は、天ぷら自体の水分が衣に吸われてべちゃっとなってしまいます。
食べる前には、電子レンジで内部まで加熱した上で、トースターで表面をカリカリにするとおいしく食べられます。
夏場など室温が20℃を超える場合は、劣化に注意しましょう。
思ったよりも早く悪くなってしまいます。
天ぷらの冷蔵保存の場合
天ぷらは冷蔵保存可能です。
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天ぷらの冷蔵保存は、粗熱を取った後、キッチンペーパーの上に天ぷらを乗せ、ラップをかけて保存します。
余計な水分はキッチンペーパーが吸ってくれます。
水分は吸われやすいように、天ぷらはできるだけ重ねず、キッチンペーパーに接するように並べる方が良いです。
天ぷらの冷凍保存の場合
天ぷらは冷凍保存可能です。
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揚げてしまった後の天ぷらは基本的に冷凍しない方が良いです。
解凍後には、冷凍前の状態にはならないからです。
市販の商品で、冷凍ものの天ぷらが存在します。
これは、調理後に業務用の急速冷凍庫で冷凍しているから、解凍後にもおいしく食べられるようにしたものです。
家庭用の場合は、冷凍に時間がかかるので解凍前の状態にはならないのです。
事前に、冷凍することが分かっているときは、揚げる前に冷凍した方がおいしく出来上がります。
豚肉、海老、いか、なす、にんじん、かぼちゃ、玉ねぎ、ちくわ、しいたけ、サツマイモなどは冷凍しても劣化は少ないです。
ただし、揚げてしまった後冷凍すると、にんじん、かぼちゃ、たまねぎ、サツマイモなど野菜系は解凍後はしなしなになってしまいがちです。
天ぷらをおいしく食べる方法
天ぷらをおいしく食べる方法は、揚げたて、熱々の、出来立てほやほやが一番おいしいと言えます。
これに勝る食べ方は、そうそうないでしょう。
それが適わないときは、冷蔵庫での保存がお勧めです。
べちゃっとなってしまった天ぷらは、何とかカリカリ感を取り戻すのも手ですが、そばやうどんの具にしてしまうのもおいしいです。
まとめ
天ぷらの賞味期限、賞味期限:半日間【常温保存】
天ぷらの賞味期限、消費期限:半日間【冷蔵保存】
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