日本酒の開けてからの賞味期限は?
日本酒のラベルを見ると賞味期限が書かれていない事に気づきます。
これはどういうことでしょうか?
ずっと悪くならずに永遠に飲めるのか?
日本酒の開けてから(開封後)の賞味期限をお知らせします。
日本酒に賞味期限の表示はない
日本酒には、賞味期限の表示がないのです。
賞味期限の記載が省略できる場合は以下のときです。
- 賞味期限が十分長いとき(目安として3年以上)
- 科学的に変質がなく半永久的に持つとき
加工食品でない場合は、そもそも賞味期限はありませんが、日本酒は加工しているので当てはまりません。
なぜ日本酒には賞味期限がないのか
日本酒はいつが完成かわかりにくいので賞味期限が書けないのです。
日本酒は、通常冬に仕込みが行われ、温度管理の下、約1年かけて酒になっていきます。
ただ、出荷は半年くらいかけて瓶詰めして出荷し続けます。
最初の1本目の月と最後の1本の月は、6ヶ月くらい時間差があり、いつの時点の日付を付けたら良いのかわからないのです。
日本酒は、冷蔵していたら熟成するものもあります。
その時は、10年以上熟成させるものもあり、かなり日持ちするものだと言えます。
アルコールが10数%以上だとほとんどの菌は繁殖できないのです。
ただし、「美味しく飲める期限」というものはあります。
ある意味、これが賞味期限とも言えます。
日本酒にはいろいろな種類があるので、種類ごとにお知らせします。
本醸造酒、普通酒・・・製造年月から約1年間(常温、または冷蔵)
吟醸酒、純米酒、生貯蔵酒・・・製造年月から約10ヶ月間(冷蔵保管)
生酒(常温流通可能な商品)・・・製造年月から約8ヶ月間(冷蔵保管を)
これを過ぎたら飲めなくなるわけではなく、若干風味が落ちるというわけです。
日本酒には「製造年月」が記載されています。
瓶詰めした月が書かれているので、ここからの期間で考えます。
封を開けてからどれくらい飲めるのか?
日本酒は腐ったりしませんので、封を開けてからも、数週間、数ヶ月間経っても飲めます。
しかし、開栓後はなるべく早く飲むことをおすすめします。