缶詰(かんづめ)の賞味期限はかなり長い!どれくらい食べられるのかも
缶詰は、いろいろな種類がありますが、戸棚の奥からいつのものかわからないものが発見されることがあります。
また、非常食としていたものを忘れていることも・・・
見てみたら、賞味期限が過ぎていることもあります。
どれくらいまで食べられるのかお知らせします。
缶詰の賞味期限
缶詰には「賞味期限」(=美味しく食べられる期限)が記載されています。
一般的に缶詰の賞味期限は3か月以上です。
これは短い方で、長いものだと3年のものもあるのです。
缶詰の長期保存性は国も認めていて、通常賞味期限の表示は「年月日」で表示するようになっていますが、缶詰やレトルト食品は「年月」の表示でいいことになっています。
実際はどうか見てみると、「年月日」で表しているものが多いようです。
賞味期限
物にもよりますが、3か月以上の長期保存が可能です。
これは缶詰にしてはまだ短い方で、缶詰の多くは賞味期限が3年となっています。
珍しい缶詰
珍しい缶詰の例として、果物だとイチジクがあります。
イチジクの旬が短いので、製造する期間が短いだけで賞味期限は製造から3年間となっています。
1年中イチジクが食べられるというわけです。
また、パンの缶詰で知られるパンアキモトのパンの缶詰です。
これもまた賞味期限は3年間となっていますが、社長は以前のテレビ出演でもっと長期間保存が可能であるが、缶詰の企画として3年間が通例なので3年間としている、とコメントしていました。
何の缶詰ということで賞味期限が変わることがあります。
賞味期限が短い缶詰
賞味期限が短い物だと一部のジャムやお茶などが挙げられます。
これは、味、色、風味を大切に考えている製品の場合、製造後比較的すぐに劣化することがあります。
ここに付加価値を求めている商品の場合、賞味期限は短めに設定してあることがあります。
ご存知のように、賞味期限=食べられる期間ではありません。
賞味期限は美味しく食べられる期間です。賞味期間後も食べることが可能です。
決めているのは製造者です。テストの結果を元に決定しています。
常温保存できるか
缶詰は基本的に常温保存可能です。
元々保存食ですので。
ただし、中身によります。
フルーツや水煮などの缶詰は常温保存が可能なものが多いです。
これらには、保存方法に指定はありません。
缶詰の保存方法のところに「要冷蔵」とか「-10℃以下で保存」と記載してあるものは冷蔵が必要です。
冷蔵保存の場合
冷蔵保存が必要のないものを冷蔵保存するとより良いです。
冷蔵保存が必要なものは、冷蔵保存しないと記載されている賞味期限よりも早く中身が劣化してしまいます。
冷蔵保存が必要なものは「保存方法」の欄に「要冷蔵」とか「-10℃以下で保存」と記載してあります。
ただ、冷蔵庫のスペースもありますので、常温保存可能なものはわざわざ冷蔵する必要はないと言えます。
冷凍保存の場合
缶詰には窒素ガスや不活性ガス封入されているものがあります。
冷凍すると缶詰内部の水分が膨張するなどして缶が破裂することがあります。
冷蔵庫内部を汚してしまうのでお勧めしません。
お弁当などに入れる目的の場合は、缶から出して冷凍すればお弁当を食べる昼頃には適度に溶けて冷たいものが食べられるでしょう。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
賞味期限を過ぎたものもすぐに食べられなくなるわけではありません。
賞味期限とは「おいしく食べられる期間」です。
賞味期限を過ぎた場合は、色や風味が落ちることがあります。
賞味期限が過ぎた場合は早めに開けて食べてしまうのがいいと言えます。
おいしく食べるには
これは缶詰に限りませんが、できるだけ早く食べるのがいいでしょう。
とは言え、缶詰は保存食品です。
災害時などのために準備していることもあります。
年に一度くらいは賞味期限をチェックして、賞味期限が切れそうなものは新しものを準備して、期限が切れた物、切れそうなものは食べてしまうのがいいと思います。
数日で食べきれない量の場合は、災害時もそれほど必要ないなど「予行演習」にもなります。
消費期限
缶詰の消費期限(=安全に食べられる期限)はかなり長いと言われています。
条件さえよければ50年もつと言われています。
この時保存状態は重要です。
賞味期限が過ぎた缶詰は以下のことをチェックして大丈夫だったら食べましょう。
缶がさびてないか
缶がさびている場合、目で確認しにくい小さな穴(ピンホール)が開いている可能性があります。この場合、空気、水分、微生物、菌などが入りこんできる可能性があります。
缶が膨らんでいないか
缶内部で腐敗が進むとガスが発生します。それにより缶が膨張します。
缶が膨らんでいる場合は食べるのを控えることをお勧めします。
世界一臭い缶詰で有名な「シュールストレミング」の場合は、最初から膨らんでいますので、この限りではありません。
世界一臭い食べ物として有名な「シュールストレミング」
音
「カンカン」と乾いた音の場合大丈夫ですが、「鈍い音の場合」中身に問題があることがあります。
「ハンマリングテスト」と言って、プロも使う技ですが、複数あって1つだけ音が違うなどの場合何か問題がある場合があります。
まとめ
缶詰の賞味期限は3年程度。
中身によっては3か月とか半年などの場合もある。
消費期限はよく分からない。
条件が良ければ50年持つものもあるのだとか。
食べるときはいくつかのチェック項目があり、大丈夫と判断したら自己責任で食べることにしましょう。