葛切り(くずきり)の賞味期限・消費期限・日持ち・保存方法とは
熱くなってくると葛切りと言う和菓子の需要が増えます。
改めて聞かれると葛切りって何なのか、意外と説明できません。
意外と常温で日持ちするので、戸棚の奥で忘れてしまっていることも・・・
どれくらい日持ちするのかと、賞味期限についてお知らせします。
葛切り(くずきり)の賞味期限・消費期限
葛切り(くずきり)の賞味期限:70日~120日間程度
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葛切り(くずきり)は、比較的日持ちする食品なので、「賞味期限」(=おいしく食べられる期限)が表示されています。
5日未満に寿命をむかえる場合は、「消費期限」(=安全に食べられる期間)が記載されています。
比較的安い葛切りも2か月くらい日持ちします。
今回参考にした葛切りはこれです。
今回参考にしたのは「ナカキ食品株式会社、涼味処くずきり黒糖蜜入り」です。
賞味期限(=美味しく食べられる期限)と消費期限(=安全に食べらる期限)
開封後はどれくらい日持ちするのか
開封後はできるだけ早く食べる必要があります。
「できるだけ」とは、1日だと考えてよさそうです。
ここまでなら「未開封」です。
葛切り(くずきり)の保存方法
葛切り(くずきり)の保存方法について、常温・冷蔵・冷凍についてお知らせします。
常温保存
葛切り(くずきり)は常温保存可能です。
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お店でも常温で陳列してあります。
ラベルには書かれていませんが、保存の時は、直射日光を避けて、風通しの良いところに保管する必要があります。
冷蔵保存
葛切り(くずきり)は冷蔵保存可能です。
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葛切りは冷蔵しても大丈夫です。
万が一、開封後保存する必要があったとしたら、乾燥しないようにラップして、冷蔵庫で保管します。
冷凍保存
葛切り(くずきり)は冷凍は適していません。
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葛切りは、冷凍に向いていません。
冷凍したら均等に凍らず、水分が分離してしまします。
解凍したらぐにゃぐにゃになってしまいます。
歯ごたえや食感が悪くなるので冷凍はお勧めしません。
粉の時点で保管する場合は、冷凍、冷蔵、OKです。
葛切りにしてしまったものは、冷蔵か常温で保存しましょう。
葛切り(くずきり)について
葛切り(くずきり)は、葛粉を水で溶かして、型に入れてから加熱して、板状に固めたものを麺の様に細長く切った食べ物を言います。
ゼラチンや寒天は加熱してから冷却する事でゲル化します。
葛きりは、葛切り自体が澱粉なので加熱するだけでゲル化します。
黒蜜をかけて食べる場合も多いようです。
乾燥させたものは鍋料理に使うこともあります。
葛は薬として
マメ科の葛(くず)を粉にした葛粉を使った葛切りは、体を温め血行をよくします。
昔から、風邪の対症療法として葛根湯(かっこんとう)が飲まれてきました。
また、胃腸不良の時にも効くと民間治療薬として利用されてきました。
葛粉は供給量が少ないので、葛の代わりにジャガイモの澱粉を原料にして葛切り(本当は「なんちゃって葛切り」)が、作られます。
ただし、ジャガイモ澱粉は体を冷やす作用があるので、漢方的に風の対処には使えません。
葛饅頭も葛を使っている
葛の塊の中にあんこが入っている「葛饅頭」も葛が使われています。
まとめ
葛切り(くずきり)の賞味期限、消費期限:70日~120日間程度【冷蔵保存】