雪印メグミルク(牛乳)の賞味期限と賞味期限切れが危ない理由
牛乳は飲むときはたくさん飲むし、安売りの時はいつもより多く買ってしまいます。
牛乳の場合、賞味期限と賞味期限切れについて注意する必要があります。
その内容についてお知らせします。
雪印メグミルクとは
雪印メグミルクは、「雪印乳業株式会社(雪印)」と「日本ミルクコミュニティ株式会社(メグミルク)」の経営統合により、2009年10月1日に両社の持株会社としてできた会社です。
雪印は以前、賞味期限のごまかしがあったので、それを根本的に解決するためにできた会社と言ってもいいでしょう。
賞味期限などには厳しいですよ~。
牛乳はあたったらひどいというし、賞味期限が切れたら飲めないのでしょうか?
乳製品メーカーなどにも問い合わせて調査しました。
こちらでお知らせします。
牛乳は栄養価が高い飲み物です。
そのため、菌が入るとそれをエサに大増殖してしまいます。
一番よくある菌混入の経路は人の口です。
牛乳パックから直接口をつけて飲むことで口の中の菌が牛乳パックに入ることで菌を混入させます。
賞味期限
雪印メグミルクの賞味期限は、製造から15日間。
雪印メグミルクの賞味期限表示位置
「雪印メグミルク」は、一般的な牛乳より賞味期限は長めです。
それは「おいしさキープ製法」だからだそうです。
「おいしさキープ製法」とは、以下。
生乳が搾られたときに溶け込んだ酸素を取り除くことで、加熱殺菌による味の変化を抑える工夫です。
生乳自体を低温(10℃以下)に保ったまま、何も加えずに生乳に含まれている酸素を瞬間的に除去します。
これは雪印メグミルクが開発した新技術です。
※「おいしさキープ製法」(製法特許第4015134号)
[illust_bubble subhead="疑問" align="right" color="red" badge="gimon" illst="nayami-w2-l"]雪印メグミルク独自の製法で賞味期限がながいのね[/illust_bubble]
[illust_bubble subhead="解決" align="left" color="green" badge="chumoku" illst="check-m2-l"]特許を取っているようなので他社が真似るする可能性は低いでしょう。[/illust_bubble]
常温保存できるか
一般的に牛乳は常温保存できません。
冷蔵保存の場合
牛乳は一般的に冷蔵保存が好ましいです。
10℃以下で保存します。
一般的な家庭用の冷蔵庫は庫内温度が3℃~5℃です。
他より冷えにくいドアポケットに置くことが多いです。
これは取り出しやすさも兼ねています。
冷凍保存の場合
牛乳をそのまま冷凍すると解凍した時に脂肪分と水分が分離します。
雪印メグミルクの冷凍は可能ですが、概ね3週間~1か月持ちますが、味は著しく劣化します。
飲用には向かないと言えます。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
賞味期限が切れたら飲めないのか、雪印メグミルク株式会社明治に問い合わせてみました。
以下の様な回答をもらいました。
賞味期限を過ぎた商品をお召しあがりいただくことは、おすすめしていません。
とのこと。
また、以下のような方法で劣化を確認できるそうです。
なお、雪印メグミルクの「賞味期限」、「消費期限」の定義は以下です。
※雪印メグミルクホームページより抜粋
おいしく飲むには
牛乳をおいしく飲むには、冷蔵庫で10℃以下に保存したものを賞味期限内で飲むことです。
この時コップを使って飲む分だけをコップに注いで飲みましょう。
牛乳パックに口をつけて飲むと、飲んだ際口の中の雑菌が牛乳パックに入ります。
牛乳は栄養が高いので菌が爆発的に繁殖して次に飲むときにお腹をこわしてしまいます。
個人的には、牛乳パック内で少し降って、シャバシャバさせてからコップに注いで飲むと、より美味しいと感じます。
少しだけでも、泡になる分表面積が増えて、舌に美味しさを伝えやすいのだと推測しています。
消費期限
雪印メグミルク株式会社として、賞味期限何日と言う設定はないようです。
牛乳は賞味期限を設定しても、消費期限(いつまで飲めるか)を定めているメーカーはないようです。
一般的に賞味期限の1.3倍~1.5倍くらいが消費期限に設定されるので、賞味期限15日から計算して19日~22日が消費期限と考えられます。
ただし、牛乳で10℃以下に保存していたとしても22日だと不安になるので飲む前に十分チェックしてから飲みましょう。
当然、自己責任でお願いします。
一度開封したものは、賞味期限、消費期限に関係なくできるだけ早く飲むようにして下さい。
まとめ
雪印メグミルク(牛乳)の賞味期限は製造から15日間。
実際は、19日~22日程度飲めると思われます。
賞味期限切れから4日~7日くらいと言えます。
メーカーが設定している訳ではないので、自己責任で。