数の子の賞味期限・消費期限・日持ちについて
お正月には欠かせない数の子。
お節料理にも必ず入っています。
子孫繁栄を願ったものです。
箱で買うことが多いと思いますので、結構大量です。
どれくらい日持ちするのか知っておきましょう。
数の子とは
数の子とは、ニシンの卵を塩漬けしたものです。
ニシンのことを、比較的最近まで「かど(かどいわし)」と呼んでいたことから「かどの子」から「数の子」になったと言われています。
卵は1粒1粒が小さいけれど、大量の卵が密集していて1つの数の子を形成しています。
2011年のテレビ番組、シルシルミシル(テレビ朝日)で、数の子の1匹分の卵の数を数える企画があったそうですが、その時は1匹分で64,592粒だったそうです。
数の子は結構高いので、「黄色いダイヤ」という別名もあります。
賞味期限
数の子の賞味期限は、30日~60日(塩抜きしているもの)
塩数の子の賞味期限は、3か月~6か月。
比較的日持ちしますね。
塩がしっかり使われていると、菌が繁殖できないので長期保存が可能です。
ただ、食べるときには塩辛いので、塩抜きします。
塩抜きすると、日持ちしなくなってくるので、心にとめておきましょう。
消費期限
数の子の消費期限は、賞味期限の1.3倍~1.5倍くらいを目安にすればいいので、消費期限は90日程度と考えられます。
塩数の子の消費期限は、9か月程度。
割と日持ちしますね。
常温保存できるか
数の子は言っても卵なので、常温保存には適していません。
その日のうちに食べてしまう必要があります。
おせちとして出す場合は、おせちに入れる分だけを取り分けてお重に入れ、その他のものは冷蔵庫で保存しましょう。
冷蔵保存の場合
数の子は基本的に冷蔵庫での保存が適しています。
塩数の子は箱など容器のまま冷蔵してOKです。
塩抜きの方法
塩抜きする場合は、タッパーなどに水を入れ、塩数の子を入れて冷蔵庫で保管します。
水1リットルに対して、小さじ1杯の食塩を溶かし、数の子150g~200gを入れます。
数の子の表面の薄皮を取り除き、再度上記の食塩水につけて6時間~8時間おきます。
味を見て、程よく塩が抜けていれば出来上がりです。
冷凍保存の場合
数の子の冷凍はお勧めしません。
食感が悪くなったり、卵が破裂したりします。
塩抜きして調味液につけた状態で冷凍すると味が落ちにくいと言われています。
冷凍して販売さ入れている商品もあります。
業務用の急速冷凍の場合、組織などが壊れることが少なくおいしく食べることができます。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
賞味期限切れの場合は問題なく食べることが出来ます。
「賞味期限」と言う物はメーカーが保証するおいしく食べられる期間です。
賞味期限切れ後は風味が落ちる可能性がありますが、食べることは可能です。
ただし、保存方法は表示の正しい方法で保存されている必要があります。
消費期限を過ぎたらどうなるか
消費期限を過ぎた数の子は食べられなくなってしまいます。
以下のような点をチェックして判断しましょう。
見た目
黒くなっている
糸を引いている
臭い
悪臭がする
味
明らかに味がおかしい
食感がプチプチせず、ふにっとしている
数の子のあの鮮やかな黄色が気になったら・・・
おいしく食べるには
数の子は塩抜きして、味をつけて食べるのが食感も楽しめておいしいです。
従来からの方法で、酒をふって調味液につける方法がありますが、最近ではめんつゆにつける方法もあります。
これは、調味液に使われている材料が、本来作っている調味液の材料とほぼ同じであることから、手間などを省く意味でつかわれています。
数の子とめんつゆと水くらいしか必要ないので、かなり手軽に味付けをすることができます。
めんつゆ自体は各メーカーが味を競っています。
簡単に本格的な味が楽しめると人気です。
松前漬けなどもおいしいです。
まとめ
数の子は塩数の子と、塩抜きした数の子があります。
【塩数の子】
塩数の子の賞味期限は、3か月~6か月。
消費期限は90日程度。
【塩抜きした数の子】
数の子の賞味期限は、30日~60日。
塩数の子の消費期限は、9か月程度。