【森永の焼プリン】焼プリンの賞味期限について
焼きプリンって美味しいのですが、大きめの容器で販売されていることが多いです。
そのため、食べ残したら、保管したいところ。
元々どれくらい日持ちするのか、賞味期限と、保存方法をお知らせします。
焼プリンの賞味期限
焼プリンは、今日びたくさんの種類が売られています。
今回は、森永の焼プリンを例に賞味期限をお知らせします。
焼プリンの賞味期限は、2週間です。
容器のここに賞味期限が記載してあります。
焼プリンはクリームブリュレ?
フランス菓子としての、「焼きプリン」は、ココット更にプリンを作り、表面に砂糖をまぶしてあぶり、焼き目を付けたものを言い、名称としては、「クリームブリュレ」です。
ところが、日本で言うところの「焼プリン」は、クリームブリュレとはちょっと違うみたいです。
一番の特徴は、「プラスチック容器に入っている」と言う点です。
日本で初めて販売された焼プリンとは
その日本独自の「焼プリン」を開発したのは、オハヨー乳業だったようです。
開発に13年もかけて、以下の4つの課題をクリアしたそうです。
プリンを焼くこと(当時焼きスイーツブームだった)
プラスチック容器なのに、焼き目をつけること
賞味期限が2週間あること(全国に流通させるため)
賞味期限の壁
プリンの賞味期限は2日~3日なのですが、全国に流通させるためには、賞味期限が2週間は欲しい、と。
たまごや牛乳は菌が繁殖しやすいので賞味期限が短いのです。
そこで、オハヨー乳業が考えたのは、たまごと牛乳を別にして殺菌すると言う方法。
特に卵は60度以上で固まるので、たまごと牛乳を混ぜた後に加熱殺菌すると、一定以上には加熱できなかったのです。
60度で加熱殺菌すると、通常の30分以上加熱に時間がかかります。
(牛乳は120度で2秒加熱殺菌が多い。)
更に、たまごを入れると温度を上げられない。
そのため、賞味期限が短かったのです。
焼プリンの焼き目の秘密
当時、焼きスイーツブームであることから、洋菓子店では焼きプリンのブームが来ていました。
ところが、量販するためには、プラスチック容器である必要があります。
従来、焼きプリンの焼き目は、バーナーで加熱して付けていました。
耐熱プラスチックで作った容器は、180度くらいまでしか熱に耐えられません。
(多分PET樹脂)
バーナーで炙ると1400度~1500度くらいの熱が加わるので、容器が溶けてしまっていたのです。
そこで、牛乳、砂糖、卵黄、を混ぜたものを泡にしてプリン表面に乗せて、160度で焼くことで焼き目が着く方法を編み出したのです。
そういえば、焦げの部分をスプーンですくったら、意外にご下の部分は薄いです。
これは、この部分だけ泡を乗せて、焦げさせていたのですね。
オハヨー乳業は特許を取った時に、乗せる泡の材料や泡を乗せてから加熱することを届け出てしまいました。
これにより、泡の材料をちょっと変えるだけで、類似商品を販売することができるようになってしまったのです。
例えば、オハヨー乳業は泡に「卵黄」を使用、森永は「全卵」を使用。
いまでは、色々な会社から「焼きプリン」が販売されています。
食べかけの焼プリンを保存する方法
焼きプリンって容器が大きめです。
一度に全部食べきれないことだってあります。
そんな時は、冷蔵庫で保存したいですね。
ただ、注意しないと牛乳やたまごを、たっぷり使ったプリンは菌が繁殖しやすいので食中毒という事も・・・
スプーンで食べると、口の中の雑菌がプリンや容器内に移ってしまっています。
焼きプリンを途中で保存したい場合は、先に取り分けるのが理想です。
とはいえ、もう食べてしまっている場合は、冷蔵庫に保存して、早めに食べきりましょう。
一般的に10度以上で菌は繁殖しやすくなります。
室温で置いておいたものは、あきらめて廃棄しましょう。
冷蔵庫内は、2度~5℃くらい。
出来ればその日のうちに、頑張っても翌日くらいまでには食べましょう。
※自己責任でお願いします。