アイスクリームには賞味期限がない理由といつまで食べられるのか!?
アイスクリームには賞味期限が記載されていないんをご存知でしょうか?
実際お店で見てみても、どのアイスクリームも賞味期限は記載されていません。
同じ冷凍物の冷凍食品にはすべてに賞味期限の記載がある。
何が違うのでしょうか?
ここで明確にしたいと思います。
法律違反なのか!?
賞味期限の記載については、農林水産省が管轄です。
この農林水産省の資料によると、「賞味期限が十分に長く、日持ちするものはその表示を省略することができる。」とされています。
ただし、正しい保存方法で保管されていることが条件となります。
アイスクリームは、-18℃以下で保管されます。
-18℃以下で保管されればほぼ変化がないと言われています。
そのため、十分長期間、日持ちするので賞味期限の表示が省略されているのです。
そもそも「賞味期限」を記載する欄がありません。
[icon image="arrow2-r"] 明治エッセル「スーパーカップ」(アイスクリーム)の賞味期限
[icon image="arrow2-r"] ガリガリ君の賞味期限
[icon image="arrow2-r"] 冷凍食品の賞味期限
永遠に食べられるのか!?
賞味期限が省略できる事は分かったのですが、では「永遠に食べられるのか!?」と言うことについて考えてみます。
基本的には、-18℃以下で保存すると言うのが条件として付いているので、かなり長期に食べることができます。
通常賞味期限が1年とか3年程度の場合は記載の必要があります。
つまり、最低でもそれ以上は食べられることを示しています。
その明確な期間が5年なのか、10年なのかの明確な資料は残念ですがありませんでした。
しかし、食品である以上どんなにゆっくりでも劣化はあります。
10年冷凍され続けたアイスクリームを食べるとしたら抵抗があるのも事実です。
冷凍しておけば永遠に食べられるのではないと言うことを覚えておきましょう。
「まだ食べられる」「もう食べられない」の判断は消費者自身が自己責任で決めることとなります。
実際の保存期間は?
アイスクリームは-18度で保管されれば長期保存が可能なのはわかっています。
実際に実験をしても十分長期間日持ちします。
ただし、実際にはスーパーなどで購入して、家庭に持ち帰った場合、その移動中は常温です。
ある程度の時間は溶けていたわけなので、家庭の冷凍庫に入った時点で10年、20年保存するのは現実的ではありません。
また、家庭用の冷凍庫の場合、ドアの開閉時に温度が上がります。
-18℃でない時間があるので、ある程度の期間にとどめるほうが良いと言えます。
購入後、家庭用の冷蔵庫で保管した場合は出来るだけ早く食べることをお勧めします。