ごぼうの賞味期限・消費期限・日持ちについて
日常の料理に使う上に、お節料理でも重要な意味を持つ「牛蒡(ごぼう)」
ごぼうは日持ちさせるコツがあるのでそれを知っておき、長持ちさせましょう。
ごぼうについて
新鮮なごぼうの見分け方
ごぼうは水洗いすると鮮度が落ちます。
また、切ったりすると栄養素や水分がぬけやすくなります。
スーパーなどで、選ぶ時は土付きの物がベストといえます。
土付きの方が日持ちします。
あれは、洗うのが面倒くさいのではなく、新鮮に長持ちさせるサービスなのです。
太いごぼうはスができやすいです。
全体的に太さが均一な物の方が良いごぼうです。
鮮度が落ちると縦に亀裂が入ります。
縦に亀裂が入っているものは避けましょう。
ひげ(根)は少ない方が良い土壌で育ったごぼうです。
ひげが少ないものを選びましょう。
そのほか、見た目にカサカサしているものは水分が抜けている可能性があります。
持ってみて、軽いものも水分が抜けています。
出来るだけ水分が抜けていないものを選びましょう。
ごぼうの保存方法
ごぼうは、土を落としたり、洗ったりすると鮮度が落ちます。
また、カットしたら断面から水分が抜け、鮮度が落ちます。
一束を買って、それを全部使いきるのは難しいので、残ったものは洗って切った状態で冷凍します。
下処理をした状態で冷凍すれば、一度の手間ですみます。
ごぼうの旬
ごぼうは1年中出回っていますが、旬は秋から冬にかけてです。
5月~6月にかけては新ごぼうが出回り始めます。
新ごぼうは細くてやわらかく、アクも少ないので、好まれます。
味や香りもよくごぼうの味を楽しむチャンスと言えます。
ごぼうの栄養
食物繊維 ・・・ 便秘解消、美容効果
カリウム ・・・ 高血圧の予防、むくみ防止
葉酸(ビタミンB9) ・・・ 体の細胞を作るときには欠かせないビタミンです。妊婦さんには必須の栄養素です。
賞味期限
ゴボウの賞味期限(土付き)は、2~3週間程度
洗ったごぼうの賞味期限は、4~6日程度
いずれも冷蔵保存での期間です。
消費期限
ごぼうの場合、生鮮食料品なので、賞味期限=消費期限となります。
常温保存できるか
ごぼうは常温での保存が可能です。
スーパーの野菜売り場でもごぼうは常温で陳列されています。
冷蔵保存の場合
ごぼうは冷凍庫で保存可能です。
温度帯としては、野菜室くらいがちょうどいいので、乾燥しないように袋か新聞紙に入れて保存します。
その時、新聞紙は湿らせていた方が日持ちします。
湿らせた新聞紙は冷蔵庫に入れると、庫内が汚れてしまうので、湿らせた新聞紙で包んだ上でビニールに入れて保存してください。
めんどくさい場合は冷蔵バッグがいいでしょう。
保湿効果なども冷蔵バッグ自体が持っています。
冷凍保存の場合
冷凍したごぼうは、約1か月~2か月日持ちします。
その都度下処理をするのは面倒なので、下処理したものを冷凍するようにしましょう。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
ごぼうは生鮮食料品のため、流通過程にかかる時間によって家庭で保管できる期間が変わります。
また、「賞味期限」と言うのは、加工品に表示が義務付けられたもので、生鮮食料品には「賞味期限」「消費期限」がありません。
消費者が見て、まだ食べられる、もう食べられない、食べごろなどを判断します。
消費期限を過ぎたらどうなるか
ごぼうは消費期限を過ぎた黒くなってきます。
元々は固いごぼうですが、悪くなった部分から柔らかくなってしまいます。
一方で水分が抜けた場合はぱさぱさになってしまいます。
おいしく食べるには
ごぼうをおいしく食べるには、以下のようなメニューが日持ちもするので作り置きの点でも良いでしょう。
- きんぴらごぼう
- ごぼうのめんたいサラダ
- ごぼうのたまり漬け
- 豚ごぼう
- ごぼうのオイスター煮
これらを冷凍するときは、小分けにして冷凍すると、使うときに必要な分だけ解凍出来て便利です。
まとめ
ゴボウの賞味期限(土付き)は、2~3週間程度
洗ったごぼうの賞味期限は、4~6日程度
冷凍したごぼうは、約1か月~2か月日持ちします。