賞味期限切れの物は加熱したら菌が死んで安全なのか!?

2017年5月23日

賞味期限が切れた食品を発見する時があります。

例えば、ジャム、マヨネーズ、ワサビ、冷凍食品、野菜類、肉類・・・

毎日使うものではないけれど、必要なもの。

そして、1度で使い切ることが少ないものが共通点でしょうか。

 

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賞味期限が切れた食品は加熱したら食べられるか?

ネットの書き込みなどを見ると、賞味期限切れの食品を見つけた時、再加熱したら食べられる、と言う回答をよく見かけます。

本当にそれで大丈夫なのでしょうか?

また、ダメだとしたら、なぜダメで、食べたらどうなってしまうのでしょうか?

意外と人が追いかけない情報だったので、とことんまで調べてみました。

ホットドックの消費期限

結論から行きます。

賞味期限が切れた食品を食べても問題ない。

そもそも、「賞味期限」とはメーカーが言う、「おいしく食べられる期間」を言います。

おいしい期間を過ぎても食べることはできます。

 

おいしい期間を過ぎても、まずいわけではありません。

多少風味が劣るくらいで十分食べられます。

そもそも一番いい時と食べ比べるわけではないので、普通においしく食べられるでしょう。

 

消費期限を過ぎたら危険

製造から5日以内に寿命を迎えるような食品には「消費期限」が設定されています。

言葉が似ていますが、別のものです。

「賞期限」と「消期限」。

 

お酒や缶詰など日持ちするものは、賞味期限。

お酒の賞味期限

お弁当や和菓子など比較的日持ちしないものは、消費期限です。

柏餅の賞味期限

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消費期限はメーカーが保証する安全に食べられる期間です。

これを過ぎると、保存状態によっては安全に食べられないことが出てきてしまうわけです。

 

消費期限を過ぎた食品の危険性とは

消費期限を過ぎた食品の危険性とは、ズバリ「食中毒」です。

食品の表面についてしまった雑菌が繁殖して、一定量以上になったらお腹を壊してしまいます。

 

お腹を壊すくらいならばいいのですが、ある種類の菌で、ある一定量になったら、命を落とすこともあります。

一般的な菌は、10度を超えるくらいから繁殖していきます。

主に手から移った菌です。

 

自分だけではなく、調理した人の手や包装した人の手、等々・・・

考えると何も食べられなくなってしまいます(汗

 

ある程度の量以下の場合は、雑菌がついていても平気です。

人間には免疫力があるからです。

ばい菌

昔ら言われていますが、「手洗い」大事です。

 

 

手についている菌の種類と対処法

手についている一般的な菌について知っておきましょう。

そして、何度でその菌が死ぬかを知っておけば、食中毒を防ぐことができます。

 

黄色ブドウ球菌

食中毒だと一番メジャーな菌かもしれません。

どこにでもある菌で、誰でも20%~50%くらいの人がこの菌を持っていると言われています。

32度~37度くらいが一番増えやすい温度なのですが、7度くらいから46度くらいまでは菌が繁殖します。

つまり、日常生活のほどんどの状態で菌が繁殖すると言うことです。

 

菌自体は熱に弱いので、加熱すれば菌自体は死にます。

ところが、黄色ブドウ球菌が出す毒素「エンテロトキ シン」は100度でも無害化しません。

加熱では無害化できないので、「黄色ブドウ球菌を増やさない」と言う予防しかありません。

 

「10度以下での保存」と食品に書かれている一因として、黄色ブドウ球菌の繁殖しにくい温度で保管すると言うことが含まれているのです。

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