酒の賞味期限・消費期限・日持ちについて(日本酒)
日本酒は本当に不思議です。
賞味期限が記載されていません。
永遠に日持ちするのでしょうか!?
日本酒の賞味期限と、どれくらい日持ちするか、日本酒の秘密についてお知らせします。
日本酒には、「賞味期限」の記載がありません。
日本酒に記載があるのは「製造年月」です。
これは日本酒を瓶に詰めた日のことです。
製造した日ではありません。
日本酒は、冷蔵状態で熟成することができるのです。
その場合、10年以上熟成させることもあるのです。
つまり、日本酒を作った日から10年以上日持ちすると言うことになります。
ちなみに、熟成したら、色も味も変わってきます。
複雑で、深みのある味になり、日本人よりも外国の方に人気があると言います。
元々、日本酒は1年分まとめて醸造します。
たくさん醸造するのですが、瓶詰は年に何回も行います。
その瓶に詰めた時が「製造年月」と言う訳です。
考えてみたら、割とあいまいですね^^
酒の賞味期限
生酒の賞味期限:3か月【生酒】
リキュールの賞味期限:3か月~9か月
生貯蔵酒、本醸造生貯蔵酒の賞味期限:6か月
特定名称酒の賞味期限:9か月
料理酒の賞味期限:9か月
一般酒の賞味期限:1年間
お酒は種類によって賞味期限が異なります。
生酒は、純米新酒です。
若いお酒で、賞味期限は短いです。
厳密には飲めないわけではないのですが、風味が落ちていきます。
そういった意味で「賞味期限」と言えます。
日本酒はいろいろな種類があります。
その理由をこちらにお知らせしています。
[icon image="arrow2-r"] 日本酒にいろいろな種類がある理由
お米で作ったのが日本酒なのですが、お米以外も使われている日本酒がるというのです。
酒の消費期限
酒の消費期限:特定できず
お酒は、「いつになったら飲めなくなる」と言うのは分かりにくいです。
なめてみて、酸っぱいなどの変質が感じられるまでは飲んで大丈夫と判断していいでしょう。
酒は常温保存できるか
酒は常温保存可能です。
日本酒は常温保存可能ですが、著しく品質が劣化します。
酒の冷蔵保存
酒は冷蔵保存可能です。
日本酒は冷蔵保存するのが最適です。
生酒の場合、3℃~10℃くらいで直射日光を避けて保管します。
生貯蔵酒、本醸造生貯蔵酒、特定名称酒、料理酒、普通一般酒、リキュールなどは、10℃から15℃くらいで保管するのが最適です。
その時も、直射日光を避けて保管します。
酒の冷凍保存
酒は冷凍保存可能です。
日本酒は冷凍保存可能です。
シャリシャリにして飲むと言うの味方もあります。
アルコール度数が低いお酒は完全に固まって、カチカチになります。
解凍したら、冷凍前の状態に戻りません。
こういったお酒は冷凍にむきません。
アルコール度数が25℃から30℃を超えるくらいになると、家庭用の冷凍庫(-20℃)で冷凍しても凍らないのです。
長時間冷凍庫に入れておくとシャリシャリになってきます。
これはこれで「新しい飲み方」と言えるかもしれません。
酒が腐っているかの判断
酒が腐っているかの判断として以下の3つのポイントがあります。
臭い
酸っぱいにおいがする。
味
すえた臭いや、異臭がする。
見た目
にごってきたり(濁り酒ではないのに)、沈殿物が出てきたりします。
日本酒は明らかに飲めない状態になったとき以外は、飲める、飲めないの判断が難しいです。
一番いいのは、少し飲んでみて判断すると言うことです。
口に含んだ状態で異常を感じたら、飲み込まず吐き出しましょう。
酒をおいしく
日本酒はおいしいの味方がたくさんあります。
一番いいのは、冷やして飲む方法ではないでしょうか。
生鮮食料品ならば、新鮮な方がおいしくて価値があります。
古くなると風味も劣化します。
ところが、時間経過とともに価値が上がるものもあります。
例えばワインです。
ボジョレーヌーボーのようにフレッシュさを楽しむワインは早く飲むべきですが、何十年も寝かせた高級ワインもあります。
日本酒も同様で、生酒のように新鮮なうちに飲んだ方がおいしい日本酒もあります。
一方で熟成して、深みが増す日本酒もあります。
どちらがおいしいかは、その人次第です。
新鮮な日本酒が好きな人にとって、熟成したものは満足しないでしょうし、熟成したものが好きな人にって、新鮮な日本酒は物足りないでしょう。
ご自身の好きな日本酒を見つけて、飲まれるのが一番だと言えます。
酒のまとめ
酒の賞味期限:3か月【生酒】
酒の賞味期限:3か月~9か月【リキュール】
酒の賞味期限:6か月【生貯蔵酒、本醸造生貯蔵酒】
酒の賞味期限:9か月【特定名称酒】
酒の賞味期限:9か月【料理酒】
酒の賞味期限:1年間【一般酒】
日本酒は種類によって賞味期限が異なります。
ただし、この期間後も飲むことができます。
物によっては風味が落ちるものがありますが、物によっては熟成して、さらにおいしいお酒になります。